ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

コミケ1週間前

08/12にコミケは開幕なので、ちょうど1週間前となりました。値段表や見本誌の準備をしつつ、今回はどのようにサークルスペースで展開するかなどのシミュレーションもしています。新刊1冊だけ買われることを基準にお釣りの硬貨を準備したり、売り子ふたりで同時に接客できるようにするには、机の上に置くポスターやボードはどの程度の高さまで許容範囲なのか、既刊と新刊の配置方法は? 在庫ダンボールの置き方は? など、考えることはいろいろとあります。



GENSHIさんイラストの表紙絵を紙に落として拡大コピーしようと思ったところ、同人誌印刷とプリンタ印刷の差が、色の重さの点で出てしまっているのに気づきました。印刷所でカラーを使ったのは三度目なのですが、今回は重厚な色合いで今までと文字通りカラーが違ったので、GENSHIさんのイラストの良さを完璧には表現し得なかったようです。今後も出来ればお願いしていきたいので、その絵にふさわしい印刷方式・カラーコースをきちんと選ばないと、と反省した次第です。



どんなに曲自体が美しくても、会場や演奏者の雰囲気、楽器も重要です。曲を伝える手段が適切でなければ魅力を減じ、本当に伝えたいことも伝わりません。文字フォントからレイアウトを含めて、考えていきたいですね。



と言う話はつまり、最初のスペースの話に戻るわけです。如何にいい本を置いていたとしても、中身や情報をその限られた空間、売り子の態度、配置、見せ方で、何もかもが変わってしまう。本を作った以上、より多くの人に伝えたい、読んで欲しい、と思うのは当然ですし、ならば尚のこと、目的を達成するために、通り過ぎる人々にどうしたら伝えられるのか、真剣に考えています。



今回は諸要因で過去最大になる可能性を秘めているので(今回そうでないならば、もう二度と無いでしょう)、きちんと取り組みます。売り子にメイドさんを起用するのも施策としては十分に効果的ですが(『げんしけん』的に)、今のところ、内側に立つ楽しさを知ってしまったので、それを誰かに譲ることは出来ません。ということで、友人と男ふたり、今年もお待ちしております。



なるべく、何かを用意して……