ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

偶然、本と出会うのは難しい

Under the Rose 6―春の賛歌 (バーズコミックスデラックス)

Under the Rose 6―春の賛歌 (バーズコミックスデラックス)





読み終えましたが、感想は後日にします。人間を知っていてこそ、書ける美しい世界です。自分の中を見つめ、しっかり研ぎ澄まさないと、言葉にするのも怖いぐらいに、綺麗な作品です。



ところで、今週、きっしーさんの新刊も買いました。あとがきを読んで、もしかして対象年齢を劇的にオーバーしていないか自分、と愕然としました(笑) というのはさておき、「あんだろ」も含めて、書店で「目当ての本を見つける」のも難しい時代になったと、あらためて思いました。



本の種類が、あまりに多すぎるのです。



単純に、どちらも自分が探す場所が間違っていたのですぐに見つけられませんでしたが、それにしても多いです。アニメの制作本数は話題になりますが、コミックスやノベルスの出版数は数年前に比べて増えているのでしょうか? ラノベのレーベルは圧倒的に増えているのは書棚の面積で感じますが。



偶然に、書店で何かに出会うことは、もはや期待できないのではないかと思うと同時に、「どのように読んでもらうか」、どこに読者との接点を見出すかを、考えるきっかけにもなりました。考えるだけですが。



ネットはその中では有効な接点のひとつですが、作品を愛すればこそ、それが埋もれていくのを防いでいくのは、作品を作り続けることと同じように、今後の作者にとっては大切になるのではないかと。



その反面、情報が増えすぎるネットでどのように情報を見つけるのか、も問題にはなります。少なくとも自分の好きな作品については、しっかり感想を書いていきたいものです。