ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

インプットの膨大な増加で忘れる速度も加速した模様

夏の執事本を作るに際して、過去に読んだ手記を見直しています。見事なぐらい、忘れていることが多いです。愕然とします。もはやメモをしないと、手記を資料として使えないようです。



今日は地道に資料を読み、整理していましたが、最低なのがErnest Kingです。彼の話がよく覚えていられなかった、そして過去の日記でも感想を書きましたが、とにかく話が前後して飛びますので、キャリアの時系列がわかりません。



今日も、ある章になったらいきなり、「She was by no means〜」と始まりました。それまで、Sheを解説する描写はありません。数ページ後に、ようやくSheが登場です。久しぶりに文章を読み直すと、彼への自分の評価が低すぎたと思いますが、それは文章の書き方が許せない、という感情的なものもあったようです。



人生で今までないぐらいに本を読んでいますのと、老化が進んでいるので、記憶に残るだけの何かがないと、もう駄目ですね。Google Booksもページレベルでのメモが残せないので、ワードを思いつかないと、再度辿りつけません……



こうした資料本へのアプローチは自分の中では「耕す」といっていますが、絶版本でない限り、蛍光ペンを使うようにもしています。