ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

気が付けば発売から4か月経過&図書館に入り始める

振り返るのが遅れましたが、2010/11/11の発売から4か月が経過していました。今月当初に書いたように(発売から16週間経過と近況の振り返り)、最近は出版関連でほとんど何もしていません。



変化が見えにくいと、結果が見えにくいとアクションをしにくくなるという傾向があり、実際にはまだ出来ることもあります。何よりも、継続的に手をかけてみたいので、以前から行うと予定していた書店フェア向けの新刊紹介は今週末に更新予定です。『リヴァトン館』著者ケイト・モートンの新作『忘れられた花園』にかこつけて、ヴィクトリア朝的な作品を週末にでも取り上げるつもりです。



また、今時点では夏コミに向けた新刊作りと、海外や日本のメイド事情の調査、それに冬コミに向けた貴族の暮らしを知るために領地経営関連の資料収集も始めました。意識は新しい物作りに向かっている状況です。



そんな中で気づいた変化を。


大きな書店での配置 in 新宿

先日、新宿に出かけました。そこで紀伊國屋書店新宿本店に、ようやく『英国メイドの世界』が入荷されたのを知りました。それまで新宿南店だけでした(入れ替わりか、今度は新宿南店から消えていましたが)。



配置コーナーは講談社BOXの集約されているところに平積みと、初めてと思える配置でしたが、「講談社BOXから出ているよ〜」的な情報が帯に一切ないので、「講談社BOX編集部謹製」と認識されて動くのか、戦々恐々としております。



また、コミックやゲーム攻略本を置く離れの店舗でもTRPGの近くにおいてもらえているようで、徐々に、面が広がっている感じはしました。


ソーシャル系の感想

地道に増えていて、ありがとうございます。



ブクログ/英国メイドの世界

読書メーター/英国メイドの世界


AMAZONやネット書店は順調

以前、出版社で営業をしている友人から「著者はアフィリエイトで紹介するとよいですよ」と言われていたのでやってみていますが、著者アフィリエイトは全体の1%程度になっています。多いか少ないのかは著書の性質によると思いますが、基本的にネットとの親和性が高い結果が出ています。



AMAZONも年末年始の品薄からかなり入荷していただきましたが、1月下旬の補充から2か月経過した今、お陰様で、在庫も今時点で残り1冊となりました。楽天でも在庫確認中です。



※2011/03/26現在、AMAZON在庫は復活の模様です。


図書館利用の増加

ネットを見ていると図書館で借りる方も増えているようです。図書館での書籍購入は賛否あるかと思いますが、全体の部数に対して私の場合はまだ1%にさえ達していないのではないかというのが感覚値で(人文でかつ書店での扱いも見る限り、親和性が高いレーベルの背景がない)、図書館に入ることで売れにくくなる影響はないのではないかと。



また、こういう入りにくい状況=図書館勤務の方か利用者の方のリクエストによる入荷しかないはずなので、そうした点でも図書館配備はありがたいです。本の値段も衝動買いするにはためらうレベルかもしれませんし、「買う」しか選択肢がないと学生さんには手が届きにくいので、まずは楽しんでもらえればと。そして読んだ上で「手元に置きたい」と感じていただければ、嬉しいです。