ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

コミティア96・『英国メイドのいた時代の終わり』無料冊子配布

開催日時:2011/05/05(木・祝) 11:00〜16:00

開催場所:東京ビッグサイト

スペース:東1〜2ホール A43a サークル:SPQR

コミティア公式サイト



3か月ぶりの参加となります。会場にて、お会いできることを楽しみにしております。今回は、後述するように無料配布の冊子を用意しておりますので、お気軽にお立ち寄りください。


頒布予定物

『この倫敦の、空の下で』(短編50本?)1,000円
『MAID HACKS』(実在の使用人のエピソード集・100本以上) 500円
『英国執事の流儀』(実在の執事の仕事の仕方) 700円
『階下で出会った人々 英国メイドのいた時代の終わり』予告編(夏の新刊・予告編) 無償配布


初めての方には『MAID HACKS』、『英国メイドの世界』からもっと英国の屋敷を眺めてみたい方には『英国執事の流儀』をオススメしています。メイド創作を読みたい方には、『この倫敦の、空の下で』が適しています。



『もしドラ』と英国執事のマネジメント本に興味がある方には、『英国執事の流儀』をオススメしています。


新刊告知〜『英国メイドの世界』の"続き"へ向けて

今回の新刊は無料冊子の形で、『階下で出会った人々 英国メイドのいた時代の終わり』の予告編の配布を行います。この冊子は『英国メイドの世界』の実質的な続きで、19世紀末の英国メイドの世界の最盛期がどのように衰退し、現代まで残らなかったのかの解説を総合的に行います。



軸は幾つかあり、まず「使用人の成り手不足が生じた原因と環境」の説明、その状況への雇用主の対応、また国家による取り組みと同時代の提言に見る解決策の整理、そして、より良い待遇を約束していたはずの上流階級を代表する貴族の邸宅での雇用さえも衰退していった事情を扱います。



このうち、今回の新刊では冒頭の部分のみをご紹介しています。



夏の新刊では20世紀を巡る英国の事情を、「現代にまで繋がる流れ」として解説します。また、現在準備中ですが、英国だけではなく、近代化の中で日本、アメリカなど家事使用人を数多く雇用して、同様に家事使用人の成り手不足に直面した国々の概論にも触れつつ、同時に、グローバリゼーション化する現代社会において「メイド」がどのように社会の中で位置づけられ、またどこが過去と違っていて、どこが同じなのかを、明確にするつもりです(香港やフィリピン、アメリカやイギリス含めて)。



手探りではありますが、『英国メイドの世界』を追いかけていたら現代に繋がったという事情を、しっかりと共有する本に仕上げたいと思います。


コミティア96・参加サークルリスト

私のお世話になっている方や、縁のあるメイド系の方々の参加状況です。


サークルSPQRの同人誌でお世話になった方々

ね20a 水の庭&Breeze(イラスト:碧宇様)
ほ28a Nine's Graphics(イラスト:GENSHI様)
N25b ノースノマド(イラスト:のわきねい様)

講談社『英国メイドの世界』でお世話になった方々

F15a シャッツキステ(出版記念コラボイベント)

P32b 宮鼓撫子(イラスト:撫子凛様、宮鼓様)


M.O.E関連・メイドさん創作

A35a komorebi-notebook

A35b こもれびのーと

と13b Luv-Parade

ほ24a ねことはと