近況
実に半年ぶりのブログ記載です。あれからいろいろとあって、年初予定の研究環境の確保と、自転車の購入は3月末までに完了しました。しかし、自転車にはまってしまい、クロスバイクと通勤用の折りたたみ自転車を買い、天気が良いと自転車に乗りたい、天気が悪いと悲しい気持ちになり、天気予報を毎日確認する暮らしになりました。
その一方、会社の仕事が去年以上に密度が高く、残業時間は減っているものの、集中力とアウトプットのリソースの多くを投入する結果になり、忙しい状況が続いています。
コミケ当選情報
サークル「SPQR」として、コミケ88の3日目(日) 西地区“い”ブロック−40a にて参加してきます。西の参加は久しぶりですね。
https://webcatalog.circle.ms/Circle/11919725
新刊進捗:世界名作劇場シリーズと少女マンガ、宮崎駿監督作品の系譜
twitter:617253135736647681:detail
同人誌は『メイドイメージの大国ニッポン』シリーズなのですが、これらの三要素を入れ込むとなんだか長すぎるので、ちょっとタイトルを確定できていない状況です。ただ、調査する中で論証するつもりが、別の疑問も出てきて、それが詰め切れるかはまだわかりません。#コミケ88原稿
今回取り上げる少女漫画家の方たちには、「どこでそのメイドイメージ、知識を入手したのか」を、とても質問したいです。根性があれば、来週末に連絡を取り得る経路があるかの確認をし、アクションします。#コミケ88原稿
ポルフィ
さすがに全52話は長すぎるので、49話から見ている。ナタリーが登場するパリ編は46話ぐらいからかな。URL
家事使用人
現代になっても家事労働者への差別的待遇が続いていることは、いろいろと暗然たる思いにもなります。英国の歴史でもよいので、家事サービスを利用者になる方は、家事使用人の歴史を学び、過去の女主人と異なる振る舞いをすることを願っています。
家事労働と移民の話の各国の家事使用人の歴史と関連させた話は、そのうちに書きたいと思いつつも、日本のメイドブームの調査が広がりすぎ、他が中途半端な状況で止まっています。ただ、歴史的な家事使用人と現代の家事労働者との連なりを知っていればこそ、日本の特異性は興味深いのです。
家事使用人のなり手不足が深刻化する1920年代、当時の心理学者のViolet Firthは次のような一文を著書に残しています。『女主人は使用人に労働を求めるだけではなく、女主人の優越を示し、彼女から賃金を受け取る女性に劣等感を抱かせる礼儀作法をも求めます。(続く)
使用人の仕事そのものには軽蔑を受ける要素はありませんが、使用人に求められる態度には、雇用主から見下されるような、それも個人の尊厳を傷つけるような何かが存在しているのです』(『The Psychology of the Servant Problem』P.20)
というのを、現代と関連させてちゃんと書きたいな……使用人問題、現代に繋がるのですよね。労働環境が悪くてなり手がいなくなる職業、ですから。英国メイドの20世紀前半の使用人問題は、同人誌『英国メイドがいた時代』にまとめています。URL
そして今更ながら、祖母はカナダへ移民した人だったのですよね。詳しい話はもう聞き出せていないのですが……数年前、祖母が洋装をした写真を見せてもらった時に、初めて知りました。
というのも、まとめたいのに……今年は本当に日本のメイドブームに関する考察を終えて、宿題にしている軸に踏み込めるよう頑張らねば。