ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

コラムの更新とメイド作品の整理など

資料サイトSPQR[英国メイドとヴィクトリア朝研究]の方でまとめて更新を始めています。今月に入り、『英国メイドの世界』商業版でお蔵入りしたもの(確実な資料性よりも、考察・独自見解が強いもの)を発掘し、書き直して公開しています。



[コラム]パーラーメイドは屋敷案内をした? しなかった?

[コラム]屋敷に仕えた執事に求められた4つの能力



他に、お会いした読者の方やTwitterなどで教えていただいた作品を元に、[特集]少女漫画に見る家事使用人(メイドや執事など)を更新しました。あらためて少女漫画の系譜は、「メイド萌え」という直接的なものは少ないものの、ヨーロッパを舞台とした作品があることも含めて、「脇役としてのメイドや執事」は出てきています。



メイドブームで登場した作品を好きになる、という要素は当然ありますが、「以前から好きだった世界が、メイドブームを通じて目に入るようになった」というところが女性を巻き込んだブームに繋がったような気がしています。ドラマ性で言えば、19世紀英国・ロンドンでの分類もしたいところですが。



もう少し軽いレベルで、ラノベや小説の系譜も調べてみようとは思います。性質上、一般向けに絞ります(AMAZONでみると、二次元ドリーム文庫美少女文庫のメイドを含むタイトル数がすごいですね)。こちらはメイドや執事が登場している、というよりは作品の「軸」になっているものに絞らないと大変です。



今のところ、AMAZONでさらっとみると、『メイド刑事』や『影執事マルクシリーズ』、『死想図書館のリヴル・ブランシェ』、『イスノキオーバーロード』、『めいたん メイドVS名探偵』、『ご主人さん&(と)メイドさま』、『ダブル×メイドは恋愛中! 』、『まぶらほ―メイドの巻』『まぶらほ―もっともっとメイドの巻』、『まぶらほ ~またまたメイドの巻~』、『お嬢様のメイドくん』、『ぼくのメイドレッスン』、『うちのメイドは不定形』、『黒猫曰く、メイドは微笑む』、『ラッキーメイド天くん~お嬢様学校へ行こう!』、『メイド・ロード・リロード 』、『神剣アオイ 2 幼なじみと黒猫メイド』、『身代わりメイドは恋をする』、『メイド・イン・ドリーム』など?



ミステリでは『バッキンガム宮殿の殺人―女王陛下のメイド探偵ジェイン』、『貴族探偵』、『謎解きはディナーのあとで』など。他にももっとありますが、さらっと見て終わるレベルではないので、今日はすみません、この辺で。



近いうちに、もう少し集中して集め、かつ年代別に分けて更新します。