イギリスのある女中の生涯 ASIN:4794205511
『BELOW STAIRS』 ASIN:0432118004 高いので通販はUKかcomでどうぞ。
『Love & Dirt: The Marriage of Arthur Munby and Hannah Cullwick』
『NOT IN FRONT OF SERVANTS』
『Of Carriages and Kings』
GreatなPamela様による資料でございます。
残りは、夏コミにて。
『エマ アニメーションガイド』3巻
- 作者: 森薫,村上リコ
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2006/05/25
- メディア: コミック
- この商品を含むブログ (8件) を見る
久我はメイドや、働く使用人が好きです。だから、様々に当時の人たちの残した声を、彼らの記録の向こう側に見える姿を、追い求めています。この為、何かしら参考文献で当時の使用人の声や手記が出ていたら、その原書が無いか、探しています。
アニメ版『エマ』の参考資料を見ると、メイドについて扱った本が非常に少ないです。当時の事物の再現性に重きを置き、メイド以外のヴィクトリア朝要素を強めていたり、ヴィジュアル中心になっています。メイドは風景であって、読者に提案される価値・発見ではなくなってしまったように思えます。
『エマ ヴィクトリアンガイド』との重複を省いたとのことですし、確かに『ヴィクトリアンガイド』には数多くの使用人本が出ていますが、それでも、突き刺さるようなエッジの効いた「メイドに限定した」資料が、見当たりません。
参考文献の違いは、料理の材料の違いです。同じ「イギリス料理」「フランス料理」「中華料理」であっても、それが違えば、味は違います。「同じヴィクトリア朝メイド」と呼ばれるものを追い求めながら、こうした差が生まれるのは、面白いですね。
主人との絆、メイドの恋愛は今月中
今回のメインは男性使用人ですが、前回の積み残し案件「主人との絆」と「メイドさんの恋愛と結婚」が残っています。なので、今月は途中まで書いていた後ろの2つを進めています。
『エマ』のように、メイドさんと結婚した(『エマ』ではまだしていませんが)上流階級の人々はどれだけいるのかを整理していますが、実在で資料が残っている部分でも、意外と人数が揃いました。日本で最も詳しいレベルまで、ご紹介できそうです。
今日時点で「主人との絆」は80%、「メイドさんの恋愛と結婚」は30%程度、来週末までになんとか終えてしまうつもりです。そして、それからは男性使用人、果たして読者がついてこれるのかわかりませんが、期待を裏切らないよう、密度の濃い、そしてわかりやすい情報をお届けします。
今のところ、順調です。7月上旬には入稿できればと思います。あとはどれだけ小説を書けるか、です。頭を使う場所が違うので、イメージを今から膨らませつつ、ですね。