ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

コミケなどを考える

しばらく経過すると、いろいろと考えることも出てきます。今まではコミケが主体でした。幸いなことに回を重ねるごとに段々と忙しくなる傾向になりましたが、せわしなくなってしまい、読者の方と話せる時間も減少傾向にあります。



そう考えると、短い会話とはいえ、ある程度、会話の可能な機会となる「非コミケ」のイベントは出ておいた方がいいのかなぁとも思えてきます。その点では前回の『帝國メイド倶楽部』の満足度は、高かったです。



とりあえず夏のコミケの後、今年は8月と11月のコミティアに一般参加しようかと思います。どちらかというと今年の『コミティア初参加』『帝國メイド倶楽部初参加』は、「部数持ち込みすぎ」な感じがある「新規拡大」路線でしたが、路線変更をして、参加の際の気構えを変えます。



今週末には前回のコミティアで委託した品物が「帰って」きますが、軽いといいなぁと……



思えば、随分と財政も健全化してきました。去年でサークル参加の財政状況も好転してバランスが取れ、友人の交通費もイベント参加費も出せるようになってきています。資料代で考えれば赤ですが、折角の「遊び」だからこそ、真剣にやりたいですし、その点で結果を出せているのは、幸せなことです。



ネット上の活動ではなく、同人活動にこだわっているのは本が好きというのもありますが、今までにいろいろな「え?こんなのよく作ったなぁ」と思える同人誌を見てきたからかもしれません。同人にしか存在し得ないコミックス、表現、資料系の本の数々。内容もありますが、本にこめられた作者の情熱に打たれて買ったことも一度ではありません。



漫画『編集王』にありますが(厳密には違いますが)、同人誌には「男気」のようなものがあります。もしかしたらそれはネットでの表現活動に代替されうるものかもしれませんが、自分があまりネットでの表現に力を入れないのは、同人誌や即売会の雰囲気を好きだからです。



それに、この「メイドさん」というジャンルは同人から広く派生していったものだと思います。自分がコミケに当選しだした頃には既に大きな勢力になっていました。そうした方たちの財産を受け継ぎながらも、その上で、情熱とエネルギーを込めて、同人誌らしく商業に負けない、一部分では勝てるような、いいものを作っていきたいなと考えていますし、それを理想としています。



制作に向かう為の心構えということで、長々と書きました。原稿が進まないから、家の掃除をするというのに似ているかもしれませんが(笑)