ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

原稿は完成

タイトルはふと電車内で思いついたフレーズです。疲れていますね。



残りの仕上げも終了し、原稿はすべて出来ました。あとは校正するだけとなりました。日曜日に総仕上げをして、月曜の入稿を行います。外伝1巻の増刷も既に入稿しましたので、既刊4冊はすべて揃えていきます。(3巻だけはやや少なめです)



今回の内容はかなり資料系・考察系になってしまっていますが、『MANOR HOUSE』視聴者が増えたらいいなぁと思います。



冬にはポワロに出てくるメイドさんや使用人、カントリーハウスの本も作ってみたいですね……思い出すだけでも『スタイルズ荘』『ホロー荘』(ありましたっけ?)『エンドハウス』『ウッド荘』、少なくとも2回に1回以上は屋敷が出てきたと思います。元々、ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさんに関心を持ったのは、『名探偵ポワロ』のドラマがあってこそですから……このあたり、他のメイドさんジャンルと毛色が違う理由だとも思いますが。



なので、本当はアニメ化をもっと喜ぶべきなんでしょうね。



さて、今度の日曜日の『名探偵ポワロとマープル』ですが、確かヘイスティングスの友人が格安の値段でアパートを借りれたものの、あまりにも安すぎて不気味だった、という話だったと思います。メイドさんが出てくるか微妙ですが、ミス・マープルの家を訪問するような流れだったので、いてもおかしくはないですね。



どちらかというと、今後の展開として「主人公のメイベルが屋敷に潜入→メイドに変装」というフローを期待していますというか、1話ぐらいはやってくれるんじゃないかと。なにしろ、昨年末からNHKの影にはメイドがちらついていますから。1話目にメイドが二人も出る話を持ってきたのは、偶然ではないでしょう。



残念なことに、高校時代から撮り貯めていたドラマ版のビデオはほとんど全滅したので、そろそろDVDを買おうかなと思います。ところで、実はあまり『ミス・マープル』は覚えていません。かろうじて『スリーピング・マーダー』ぐらいでしょうか。



追記です。友人から同人誌の感想を貰えました。今回、メイドさんを主人公にした小説は2本書いていますが、自分として気に入っている題材・角度でメイドさんを描いた短編『侯爵と共に』(『work-holic in the country house』)を褒めてもらえました。「ネタ選び」「物の見方」が良くても、その素材を殺してしまうことも多いのですが、今回は難しいネタを、メイドジャンルに興味の無い友人に伝えられるだけのレベルで書けたことが嬉しいです。



久我が書いているメイドさん小説は「ヴィクトリア朝的な雰囲気」を大切にしながら、「あってもおかしくない光景・雰囲気」を描写することに力を割いています。今回はそれが出来たので、同人誌を買って下さる方に早く届けたいなぁと思います。もう1ヵ月後ですね。