ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

DVD『バッキンガム宮殿』

見学した後、テンションが異常に高くなっており、お土産屋さん(バッキンガム宮殿の人員は美男美女をそろえています)で、DVDを2種類買いました。一本目はバッキンガム宮殿内の映像でしたが、放送時間は30分、それに実物の感動が大きすぎたので、今になって映像を見ても、「あれ?」という感じでした……(12ポンド)



もう一本はバッキンガム宮殿中庭で行われた、エリザベス女王の50周年記念コンサートの映像です。こちらはそれなりに楽しめましたが、最初に出てきたのがリッキー・マーティン。会場の空気が微妙で、なんだか見ていて辛かったです。



会場に入れなかった人たちが宮殿の外、そして通りを埋め尽くしていて、王室への敬意を感じました。それよりも何よりも、司会者が女王のような格好をして、笑い話をしているところに女王が出てくる、という雰囲気は日本では考えられませんね。



QUEENの曲になると、会場の空気が一変しました。しかしフレディはもういません。個人的にはThe CORRSという、ヴァイオリン・ピアノなどで構成されたバンド?が気に入りました。SIRとかDAMEとか来ていて華やかではありました。(22ポンド)



宮殿の話はまた別途書きますが、ヴィクトリア女王が当時着ていた衣装が展示されていたのを思い出しました。身長は多分、140cmぐらいではなかったでしょうか? つらつらと書きますが、皇紀エリザベートの絵で知られる画家ヴィンターハルターの描く家族の肖像画もありました。大好きなあの人の絵を、スカートの優婉なラインを見られて、幸せでした。この人の描くチュールはすさまじいです。