ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

ドラマ『Tipping the Velvet』

何度かこの日記で取り上げた、サラ・ウォーターズ。その最初?の作品である『Tipping the Velvet』がドラマになっていたと知り、早速購入しました。イギリス版でもアメリカ版でもどっちでも売っていましたが、値段では微妙にアメリカが安かったです。パソコンのDVDで見るなら、イギリス版をオススメします。(久我はアメリカ版を買い、送料込で30ドルしませんでした)



ドラマそのものには大して期待していません。正直なところ、あの作家は文章で読ませる人だと思いますし、文章ならではの仕掛けをするので、映像が原作を超えるとは思いませんが、自分の語学力で未翻訳の原書を読む気にはなれず、ドラマならばそこそこ楽しめるだろうと、手を出しました。



『荊の城』の巻末では女の子の青春物語と書かれていたので、気軽に視聴しようかと思います。英語版小説やDVDの表紙を見る限り、例によって例のごとく、「ユリ」シリーズを踏襲していそうですね。BBCが2002年に制作しています。3時間です。