ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

コミティア70無事に終わりました(委託が)

この前、11月のコミティアに委託していた同人誌が戻ってきました。お買い求め下さった方々、並びに手にとって下さった方々には感謝しております。ありがとうございます!



さて、結果は48/74(中途半端な母数なのは搬入時の計算ミス)でした。コミケしか知らないような人間でしたが、友人が「読者として」参加しているコミティアの存在を知り、「創作だけなんだ、向いているかも」と参加を決めたのが、去年の12月でした。



今年はコミティア4回すべてに参加し、1回は直接、3回は委託でした。



コミティアの雰囲気をよく知らず、「コミケよりちょっと少ないぐらいでいいかな」と勝手に判断し、調子に乗って大部数を持ち込みましたが、前にも書きました「アムリッツァ」的な大敗を迎えました。見積もりが過大だったのもありますが、「創作少年・メイドジャンルの庇護が無い」「本当に、本を手にとってもらえない」のがシビアでした。文章系は通る人の足が早く、また絶対数も少ない、というのが初参加したときの状況分析です。



見せ方もいろいろあるでしょうが、エネルギーを使うのは諦め、「むしろ委託冊子の方がいい場所に置いてあるし、コミックスと同列に並んでいるから、手にとってもらえる機会が増えるのではないか?」と発想を転換して、委託参加しました。多少のムラはありますが、数字を見る限り、多少なりとも評価していただけている、少なくとも「読んでいただけている」というのが実感としてあります。うちの場合、種類が多い(5冊)のでその分、数字は多く見えますが、実質的な「新規の読者の方」は、そろそろ伸び悩んでいると思いますが。



「文章系には厳しい雰囲気」と思えるので、来年もコミティアは委託参加にするつもりです。自分のサークルを育ててくれたのは間違いなく「コミケ」なので、「新刊はコミケ」、「新刊を出せないイベントは委託」でいいのかなとも思います。



イベント参加で読者の方と交流する、という面で委託は味気ないかもしれませんが、本を読んでいただけること、新刊を期待していただけること、そしてそれを参考に何かが生まれていくことで、自分は満足しています。



『コスチューム・カフェ』への参加は前回を最後にするつもりです。『帝國メイド倶楽部』は見送ってもいいかなと思うのですが、結構、コミティアで知って足を運んでくださる方もいるので難しいところです。「え?」という方にもお会いできたので(もしも間違っていなければ)



いつか、コミケメイドさんの売り子さんを起用できるぐらいにはなりたいものです。