ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

あと3ページ:読みたい資料の翻訳が、ですが。

今回のメイン資料の翻訳をコツコツコツコツと積み上げ、ひとつの終わりが見えてきました。これが終わった明日は、一気に解説部分を書き上げます。短編小説が60〜70P、解説部分は30〜40Pになりそうです。



使用人の資料を調べていて思うのは、「考えれば当たり前」のことが多い、という事実です。しかしそれは、「最初の着想が無い」のがほとんどで、今こうして吸収していることは、物の見方を増やし、表現の幅を広げることだと思います。現実の何かを見て、それが果たしてヴィクトリア朝の描写で広げられるか? そうした訓練や思考実験ができるようになること、「あれはいけない」「これはこうだから」とも違って応用するそれが、「肌感覚」という言葉になります。



描きたいシーンが多くなってしまい、もしかしたら新しい短編を書くかもしれません。現状、同人誌そのものは74/100ぐらいな完成度です。明日で90%にまで持っていければ素晴らしいですが、どうなることやら……



知ることが楽しい。

感じることが楽しい。

伝えることが楽しい。



いい形で、新刊を作れています。