ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

『Wonder Parlour』に行ってみました

これは、11/19の日記です。



開店当初から、いろいろなこだわり、自分自身の同人誌へのスタンスに似ている空気を感じていたメイド喫茶Wonder Parlour』に行ってきました。今日は別件で予定があり、そのスタート地点に池袋が都合がよかったので、じゃぁ折角だから、ということで足を運びました。



メイド喫茶には1回しか行ったことは無いですが、なんというのか、喫茶店として、普通に友人と話し、給仕される時にそこがメイド喫茶だと思い出す感覚でした。「うわぁ、メイド喫茶にいるんだ、自分」と思うような特別な雰囲気はほとんど無く、本当に、喫茶店なんですね。



メイドさんが喫茶の中で自己主張しすぎず、サービスと一体化している、その時にだけ姿を見せる、店の主役はあくまでも客なのです。お客さんにきちんとした仕事をするという感じが、心地よかったです。もちろん、クラシック風のドレスは最高でした。また足を運びたいと思います。



窓ふきしている姿も……働いている姿がメイドさんの自然な姿、というものなのでしょうか、その存在に理由がある空間での白と黒の制服が、心に残りました。




Wonder Parlour』が提供しているものは、メイド喫茶と言うものだけではなく、静かな時間、紅茶を飲んで友人と過ごす英国的空間、それを十分に味わえるように働いているメイドさんなのかな、と。



以下、勝手に思い描いたことです。



1:ちょっと高くていいから、英国風紅茶セットがあったらいいかも。

イギリスの紅茶を外で飲む時、紅茶(パック入り)、ミルク、砂糖、お菓子とかは当然なのですが、鉄製のポットに入った「お湯」も一緒につけてくれます。あれがあると長居出来てしまうので、値段は高くてもいいかな、とは思いました。



とはいえ、その辺り、きちっとしていて「薄めるお湯もお持ちできます」(言葉は多少違いますが)と、メイドさんが言ってくれました。こういうところは、すごい心配りだと思いました。頼んだら、あの鉄ポットで来たのでしょうか?



2:客持込の紅茶をいれてくれるのでしょうか?

雰囲気に弱い男としては、時々、茶葉の紅茶を見かけると買ってみようかと思うのですが、なかなかいれる機会も道具も腕もありません。なので、そうしたものをお金を払って持ち込むと、提供してくれるようなサービスがあったら、と考えました。



時々、「ダージリンのファーストフラッシュ」とか、50gで結構な値段をする紅茶を見るんですね。どれぐらい美味しいのか想像できない、かといって、今の自分の腕や、家では別に飲みたいとは思わない、でもあの雰囲気で友人と飲めたら、なんて想像をしています。感覚としてはフランス料理店にワイン持ち込むようなもんです。



と、こんな感じで勝手に書きましたが、「え〜メイド喫茶?」という感じの敷居が高い雰囲気でもなく、「まず喫茶店メイドさんが居る、英国風雰囲気が味わえる」ところですし、「友人と話が静かに出来る」場所です。



・公式:Wonder Parlour

・感想や行きかたなど:(主に)クラシックなメイドさん見たいな