ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

コミティア76感想

魂が震えるような作品に、今回、コミティアで出会いました。そのあまりの完成度の高さに、衝撃を受けました。僕が出会ったすべての同人誌の中で最も素晴らしく、同人誌とか、商業誌とか、そういう次元を超えて、ただ美しく、素敵でした。



その感想を伝えたくて、自分が何を受け取ったのか、どこに魅力を感じたのか、受け取った大きさを、嬉しさを伝えたくて、感じたことをメールに書きました。



すると、作者の方より、温かい言葉を、創作の中身に踏み込んだメールをいただけました。いただいた言葉は申し訳ないぐらいに大きく、作品とメールとで、二度、泣きそうになりました。メールを読んだ時、目頭が熱くなりました。



自分が伝えた感動が、より大きな形で戻ってきたように、魂を震わせられるのは、ただ魂だけであると、抽象的で、何を言っているか分からないかもしれませんが、コミティアの趣旨である「作品を介して、魂と魂が握手できる」というのを、体験した気がしました。



同人誌には、心が出ている、そう思う時があります。誰かに強制されるわけでもなく、商業上の理由も無い、義務も無い、締め切りも無い、それでも本は作られていきます。誰にも強いられていない、ならばそこにあるのは、その人の意思。



机の上に、即売会で並べられているのは、心意気です。



表現されるのは、イラストだけではなく、物語だけではありません。それは、作者の心以外の、何物でも無い、そう思うのです。少なくともそういう気持ちで、久我は同人誌を作っています。



今回のコミティアで、素晴らしい心、同人とか商業とかを超えた次元の、本物に出会えたことが、ただ嬉しいです。



『すなぼし』(つちのこ準星群)



各所で、静かに、しかし大きな反響を呼んでいるようです。



全俺が泣いた。 サークル・つちのこ準星群のコミティア新刊 「すなぼし」(せなか:オタロードblogさま)