ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

ロードス島戦記DVD

ギムとファーンとベルド

「たのみこむ」のお陰で復活した、『ロードス島戦記OVAのDVD-BOXを買いました。AMAZONでは25%引き。画質的にいろいろとAMAZONの書評で批判が出ていますが、あの当時にあのアニメを見た人にとっては、気にならないと思います。



思い出が、強すぎるからです。



で、今更ながら、『ロードス島戦記』が好きだったと、思い出しました。OVA自体は話をぶった切って、要素を詰め込みすぎているのですが、見ているたび、「原作はそういえば……」と思い出して、読み返したくなります。



ウルクラッシュにローフルブレード、ソリッドスラッシュ(ドラゴンにはAV無視が効かない)など、由来のある剣は美しくてカッコいいですし、とにかく、オープニングとエンディングだけで泣けます。



また、ディードが異常なまでに熱を込めて、魅力的に描かれています。ここまでヒロインを綺麗に描いた作品は少ないのではないでしょうか?



それに、最期の姿こそいただけなかったアシュラムも、ひとつひとつの台詞がいい味です。そして忘れていけないのは、ギムです。もう、ギムが死ぬと言うことを忘れており、それを思い出した時は涙が出ました。



ギム最高! 声優がジャップ警部(『名探偵ポワロ』)でも構いません。そう、声優で言うと、ファーンとベルド(もはやwith国王号で『北斗の拳』状態)、親父軍団も超絶に巧い、線が多く書き込まれていて、しびれます。オルソンのバーサークを見たら、小説版がオーバーラップします。


はっきりと覚えている理由

中学生の頃にOVA化して、その頃は3〜4巻ぐらいが出ていました。今にして思うのは、同時期の他のファンタジーと比較して、その詳細をほぼ完璧に覚えているのはなぜか、ということです。



久我は『コンプティーク』でリプレイを読み、TRPGから入り、シナリオを遊び、PC版では1『灰色の魔女』(戦闘前ロードが長い)も2『五色の魔竜』(レイリア最強)も『福神漬1〜3』を買うぐらいファンでした。OVAも見ましたし、小説も繰り返し読みました。こんなふうに、多方面で展開した「ロードス島という世界」を、何度も体験したから、忘れられないのでしょうね。



同時期に読んだ本はそれこそ、数知れずあります。しかし、心に記憶に残っているのは、ほんのわずかです。さすがに今、シリーズを追いかける気になりませんが、これだけ繰り返して楽しめたのは、ロードスが最初で、最後だったかもしれません。



多分それは、今、異常に商品化・ゲーム化している『ガンダム』なども同じかもしれません。どこかが入り口になって、ストーリーを様々なメディアで追体験する……


バブル期万歳

友人と何度も話していますが、バブル期のアニメのクオリティは異常です。『ガンダム0083』もこの辺りになりますが、黒の線が尋常ではなく、動きの質も信じられないレベルです。



同じく、『銀河英雄伝説』も高いレベルで仕上がっていますし(飲み物を飲むシーンだけはひどい)、今でも声優の多くを覚えています。そういえば『銀河英雄伝説』も、アニメを見ましたし、小説も読みましたし、PC版ゲームもやりこみました。



大好きなドワイト・グリーンヒル大将やオフレッサー上級大将で艦隊を作ったり……なんだか、とても懐かしいです。



今、無性に物語が描きたいです。


製品仕様

DVDは第1話〜13話までで6枚、サントラCD3枚です。最終話のDVDは2層構造になっており、DVDによっては再生できませんので、ご注意下さい。(久我のノートPCのDVDでは見れませんでした)。で、CDは英語版オープニング曲があって、お買い得な気持ちになれます。(Vol.1はまだ所持していました……)



思い出を買いたい方には、オススメです。



ロードス島戦記 DVD+CD BOX

ロードス島戦記 DVD+CD BOX





で、DVDは単体版も出るみたいです。ジャケットはこちらの方が美しいかなと思ったり。ちなみに、このディードとユニコーンのイラストのテレカ、当時の『コンプティーク』で当てたことがあります。



ロードス島戦記 VOL.1 [DVD]

ロードス島戦記 VOL.1 [DVD]





同じ結城信輝さんのデザインでは、『ファイブスター物語』も最高のクオリティの映画でした。



ファイブスター物語 [DVD]

ファイブスター物語 [DVD]