冬コミ新刊『ヴィクトリア朝の暮らし短編集 この倫敦の、空の下で』の目次を決めました。短編小説はグルーピングして、それぞれに英語のサブタイトルをつけていきます。ネットで書いたときは思いついた単位で書き連ねていましたが、こうして再編集していくと、だいぶ、読みやすくなるのかなぁと。
基本、ネットで公開しているものは「超短編」です。中には小説の形をとらず、単純にシーンを描いたものも多いです。今回書き下ろす方はほぼ「短編」で、ストーリーを加えて、ネットのよりも長くなっています。長ければいい、というものではありませんが、着々と準備を進めている状態です。
あとは気分しだいでもう少し作品が増えるかもしれませんし、予定では、「この倫敦の、空の下で」の登場人物イラストを、GENSHIさんに描いていただき、その辺も掲載する予定です。なので、「超短編小説」+「短編小説」+「中編小説」+「キャラ・イラスト集」、そしてゲスト様による「イラスト」という感じになります。
■第一章 短編集「屋根裏部屋の少女たち」十一篇
日が昇る、その前に
屋根裏部屋の少女たち
小さな決意
ロンドンへの途上
白い舞台
一言
窓の向こう、広がる世界
一日の終わり
あの方と、さようなら
ほんのひととき
屋根から見下ろす景色
■第二章 短編集「開かれたドア」四篇
開かれたドア
戻るべき場所
天井を、仰いで
荒れた手のひらを握り締めて(短編:書き下ろし)
■第三章 短編集「階を隔てた世界」四篇
赤い光に包まれて
残された時間
代償
再び(短編:仮称:書き下ろし)
■第四章 短編集「私のメイド」四篇
消えていった未来
雪の中、白く染まって
白いエプロンと
私のメイド
■第五章 短編集「アリシア」五篇
大好きな人
届かない想いと
別離の前に
アリシア
倫敦の夜(短編:書き下ろし)
■第六章 短編集「この倫敦の、空の下で」八篇
煙立つ街、丘の上で
明日から
冷え切ったパイ(短編:書き下ろし)
私は、つくる(短編:書き下ろし)
運を、天に(短編:書き下ろし)
明るい階段(短編:書き下ろし)
失くした笑顔(短編:書き下ろし)
この倫敦の、空の下で(中編:書き下ろし)