おもむろに『TRPG夏祭り』でぐぐってみたら、1996年に開催されたGMセミナーの講義内容を公開されている方がいました。久我も1996年、これに参加しています。全体向け講演の後、テーブルに分かれて、ひとりのGMから講義を受けるという流れでした。そして非常に偶然なのですが、この情報を公開されている方と「同じ席」に、久我はいました。
個別セミナー『フレーバー作りの方法について』 講師:友野詳氏
いまさらながらウェブって凄いですね。
面白いのが、久我がいちばん印象に残っている言葉が、そこに出ていないことです。記憶違いかもしれませんが、友野詳先生の言葉に「プレイヤーの目を見て、しっかりとその人と向かい合う」というのがありました。
参加しているプレイヤーを「楽しませる」のがGMの役目で(もちろんGMも楽しくないと続きませんが)、「シナリオ作り」も大事だけど、そういうコミュニケーションの基本的なことをいっていたのが、印象的でした。
シナリオの書いてあるノートや紙を見るのではなく、話すときは「人を見る」。当たり前のことなんですが、それを意識するようになってから、GMをやるのが楽しくなりました。(あ、友野先生には「『ガープス・ルナル』のNPC:ドワーフのドワン、ガヤンのヤン、サリカのリカ、タマットのマットなど、適当な名前をつけたのは誰ですか?」なんて質問をした覚えが。正解は「佐脇洋平」先生でした)
感じ方は人それぞれ、何がいちばん印象に残るかも違うからこそ、人は面白いです。
TRPGの黄金時代(バブル時代)でしたね、あの頃は。興味のある方は上述のリンク先を読んでみて下さい。