ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

料理系はバランス悪く(19:50)

キッチンメイド、コック、スカラリーメイドと見直していますが、前半の仕事内容では頑張っているもののメイド特有のエピソードが極端に少ないです。この辺りは、『MAID HACKS』やそれを作るに際して使った資料などで、しっかりと細部に肉付けする必要がありまくりです。



コックは本当にメイドさん残酷物語的にひどいエピソードを多く残してくれているんですよね。ところがキッチンメイド残酷物語は無い? と思いましたが、Jean Rennieは結構残酷物語的な被害者でしたね。



残りはスティルルームメイドとデイリーメイド。前者は事例が少なく、後者はもっと事例が少ない、という存在につき悩ましいです。ナレッジベースでは十分すぎるほどの資料があるのですが、その職業にいた人の声が少ないのです。



とはいえ、資料が手元に山ほどあるので明日にでも漁りましょう。こんなとき、すべての紙資料がINDEX化されていたらどれだけ効率的なのかと本当に思います。



そういえば、今回はこれまでに使った資料を整理します。それにも時間を膨大にとられそうな予感。エリザベス・ギャスケルの自伝とか、ヴィクトリア朝の学校の子供に関する資料の本を買ってしまったり……



総仕上げなんだなぁと本当に実感します。