前回冬コミが落選していましたので、1年ぶりの参加となります。配置はサークルSPQR、3日目 西地区 た - 08 aとなっており、twitcomikeでサークルの配置を確認できます。
新刊は『英国メイドがいた時代の終わり(仮)』の予定です。前半は20世紀のメイド雇用の衰退、中盤が現代英国に続く家事労働事情、そして後半が世界各国を軸にメイド雇用の歴史的経緯を類型化し、産業化の中で生じ得る構造を扱います。前半のみほぼできあがっており、残りは6月中に仕上げる予定です。
テーマとして、メイド雇用で生じる構造的問題が決して歴史的な過去の出来事ではなく、現代で形を変えて続いていること。グローバリゼーションと密接に結び付き、また雇用者の現代事情(新自由主義的な帰結による長時間労働と財政削減による低福祉を個人で補う)とかかわることを扱います。
そういえば、出版後は初コミケなので、コミケでしかお会いできない方たちに、直接ご報告できればと思います。ただ、コミケはサークルスペースでの「商業資本」の入った本の販売が禁止されていたはずなので、講談社から刊行した『英国メイドの世界』は置いていませんので、ご了承ください。
- 作者: 久我真樹,撫子凛,宮鼓
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/11/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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PDFでの『英国メイドの世界』は、第一章の試し読みも行っています。