森薫さん、しおやてるこさん、笠井スイさんによる特別対談 第3回
とのことで、Fellows!公式サイトに出ていました。
遊牧民族に対する森薫先生の想いが語られています。
久我も間違っていたら、遊牧民族の研究をしていました。当時の興味対象は帝政ロシアか、ローマか、遊牧民族か、ヴィクトリア朝かでしたが、一番資料が豊富で、かつ自分が研究する余地がある(ローマは無かった、ロシア・遊牧民族は資料が無さ過ぎる)ものを選びました。
シルクロードの系譜では井上靖先生の作品群で興味があったのですが、久我が知りたかった元もとの遊牧民族は、森薫先生の興味対象である中央アジア方面ではなく、『アラビアのロレンス』に登場するような、アラブ系のものです。
なぜそっちに興味を持ったかといえば、大学時代に読んだ『熱砂の大陸』の影響です。
熱砂の大陸〈巻1〉放浪神の御心 (富士見文庫―富士見ドラゴンノベルズ)
- 作者: マーガレットワイス,トレイシーヒックマン,Margaret Weis,Tracy Hickman,小林理子
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 1993/02
- メディア: 文庫
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『ドラゴンランス戦記』の筆者の作品ではありますが、この作品は多様な文化圏の戦争を描いたもので、主人公の一人はアラブ系な遊牧民族です。そこで描かれる世界は異質で、価値観がきちんとしたファンタジー(ライトノベル的な日本的価値観で設定だけその文化、ではなく、物の見方・考え方までその文化圏のもの)でした。
物の考え方が全然違っていて、なぜそう思うのか、知りたくなりました。砂漠の民に保護された別文化圏の登場人物の一人は、その点では西洋的なものの見方をしていますが、登場した遊牧民族に魅力を感じ、実際の人々はどんなものだろうか、と思ったものです。
- 作者: 赤木祥彦
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こんなものを買ったのもいい思い出です。
本当のところを言えば、『熱砂の大陸』はアスリアル(末弥純さん描く)の為の作品ですが。個展があった際、複製原画(の印刷物?500円ぐらい)を買いましたとも。