ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

DVD『Treats From The Edwardian Country House』

この時間に帰ってくると、日記に書くような素材もないのですが、ひとつ思い出したネタを書こうかと。



使用人映画として近年、大きな影響を与えた『Gosford Park』の映画パンフレットを読み直していると、コックを演じた女性は『Upstairs Downstairs』の脚本だかディレクションに関わっていた方でした。世界が狭いというか、配役の妙というのか、さすが心得ているなと今更のように感嘆しました。



この映画も、久々に見たいですね……



とかなんとか言っているうちに、『Treats〜』を1話分、見終わりました。今回、Hugh氏はNATIONAL TRUSTの管理するエドワード朝の菜園を訪れて、当時の野菜を食べたり、エドワード朝のカクテルや料理の味付け・色付けに使われた、rhubarb(ダイオウ)の農場も訪れます。化学的に見えるほど、これを使ったカクテルはピンク色で、びっくりしました。



最後に、Hugh氏はエステティシャン?を招いて、自宅で顔に塗るパックを作ります。苺をすりつぶし(贅沢)、なにやらいろいろと混ぜ、最後には卵の白身も加え、作り上げたクリームを顔に……目にはもちろん、キュウリです。



この辺のレシピは実際に真似するかどうかは別として、見ていて面白いですね。『MANOR HOUSE』では登場したメイドさんも、これと同じかはわかりませんが、似たような素材で顔にパックをしていた、という映像もありました。