ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

エドワード朝

『ダウントン・アビー』(『Downton Abbey』)英語版Blu-rayやDVD、ガイドブック情報など

日本ではスターチャンネルで放送中のドラマ『ダウントン・アビー』。AmazonUKだけではなく、日本でも英語版の取り扱いが始まっています。DVD版も出ていますが、Regionコードの違いがあると思うので、ここでは取り上げません。 asin:B004FM2ENU:detail Master…

ダウントン・アビー 〜貴族とメイドと相続人 10/18放送開始

ということで、日本での放送が迫ってきましたね。スターチャンネルに加入しようと思って忘れていたので、結局、DVDでの再視聴を行う予定です。 ダウントン・アビー〜貴族とメイドと相続人 - スター・チャンネル ダウントン・アビー 〜貴族とメイドと相続人〜…

『ダウントン・アビー』を見る前に読んでおきたいカントリーハウスと職場の解説

『Downton Abbey』(ダウントン・アビー)は「屋敷と使用人」の史上最高レベルの映像作品(2010/12/02)と、昨年に『ダウントン・アビー』の紹介をしましたが、つい先日から、検索での流入が増えています。そろそろ、テレビ(スターチャンネル)での放映が近…

『Downton Abbey』(ダウントン・アビー)は「屋敷と使用人」の史上最高レベルの映像作品

今年注目していた英国ドラマの一つ、『Downton Abbey』(ダウントン・アビー)のDVDをようやく見ました。11月は忙しかったのでDVDが手元に届いてから遅れに遅れましたが、エドワード朝を舞台にした本格的な屋敷ドラマということで、とても楽しみにしていまし…

ITV制作の『Downton Abbey』の雰囲気が素敵過ぎる

以前、今年は自分にとって大豊作の予感(2010/05/31)と題していくつか英国で放映予定のドラマをご紹介しました。最近、ファンサイト?で予告編の紹介がされていました。 http://www.downtonabbey.com/2010/09/12/downton-abbey-trailer/ 舞台はエドワード朝、…

DVD『マナーハウス』公式サイトでプレゼントキャンペーン

春のフェア、はじめますとのことで、新規購入者と、今までに購入した人向けにキャンペーンが始まりました。3月末で公式サイトでの販売も終了とのことで、限定版BOXが欲しい方はお早めに。 久我は2004年にこの番組を発掘し、同人誌やブログで紹介してきまし…

『エマ』10巻・感想

目次 総論としての感想(ネタバレなし) 『エマ』と出会って変わった人生? 作品から受け取ったもの 10巻各エピソード感想:後日更新 総論としての感想(ネタバレなし) 本日、書店にて『エマ』10巻を買いました。19世紀末のイギリスを舞台に、上流階級の紳…

『MANOR HOUSE』通常版発売の様子

公式サイトには出ていませんでしたが、アマゾンで見つけました。 『MANOR HOUSE』の通常版が出るそうです。 MANOR HOUSE(マナーハウス) 英國発 貴族とメイドの90日 【3枚組】 [DVD]出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント発売日: 2007/11/09メディ…

アメリカ版とイギリス版の違い〜きちんと調べてみた

ナレーションの部分が当初違いすぎるのかなと思っていたところ、久我の勘違いの部分もあり(詳細なコメントは覚えきれていなかった)ましたが、どこか違和感があったので、ざっくりと見ていたところ、細部でエピソードの割愛がありました。 以下、既にタイト…

『MANOR HOUSE』本日発売!

本日無事に『MANOR HOUSE』限定版が届きました。二つ購入し、ひとつは英語勉強中の友人夫婦へプレゼント予定です。ある程度満足したら、他の友人へ布教してください(笑) 副読本はミニ『エドワーディアンガイド』 映像を見るのは何気なく覚悟が必要で(途中…

『MANOR HOUSE』明日発売

いよいよ明日です。 公式サイトには発送準備に追われる今回の企画の方の言葉が出ています。こちらの方がいなかったら、日本語字幕版の発売も無く、また森薫先生の起用も無かったはずなので、より広範に『MANOR HOUSE』が普及する可能性も低かったはずなので…

森薫先生と村上リコさんの対談

発売日の25日も迫ってきた中、燃料投下とのこと。 森薫先生と村上リコさんの対談/『MANOR HOUSE』公式 村上リコさんが『MANOR HOUSE』を知ったのは担当の大場氏経由とのこと。久我のサイト経由だったらいいなぁと思っていましたが、残念(笑) 今回は女性使…

いろいろと忘れていました

様々に忙しく、『MANOR HOUSE』関連の捕捉を最近しておりませんでした。2007/05/10で第一期予約締め切りが行われたこと、様々な連載が始まっていることなど、公式サイトは更新が続いています。 第二次予約スタート/『MANOR HOUSE』 発売日に届くのが第一次予…

『MANOR HOUSE』をアピール&試写会

ブログやサイトに画像か映像を貼ると、森薫先生、もとなおこ先生の色紙が当たるキャンペーンが始まりました。いわゆるブログパーツですね。 はてなは確かJavaScript駄目なんで、画像にしておきます。 『MANOR HOUSE』をアピール 『MANOR HOUSE』特別試写会応…

『MANOR HOUSE』映像公開第2弾

DVD『MANOR HOUSE』公式サイトにて、2本目の予告編が公開されています。 『MANOR HOUSE』予告編 建物、いいなぁ……掃除大変ですが。 尚、ブログの内容が薄いのは、5巻の再版用の入稿データを作っていたからです。働きながら同人誌の再編集はシビアなのだな…

『MANOR HOUSE』予約開始と映像公開

DVD『MANOR HOUSE』公式サイトにて、DVDの予約受付が始まりました。公式サイトでしか購入できないとのことで、欲しい方はお早めにチェックを。久我も早速予約してきました。 久々に午前様(書いているのは00:45)、ということで、今日はこれぐらいで……と思っ…

『MANOR HOUSE』と『エマ』8巻

この作品と「ヴィクトリアン・サーヴァント(英宝社刊)」 があれば、メイド漫画が描けると思います。 みなさん是非描いてください! (森 薫/漫画家) 『MANOR HOUSE』のチラシより。 『エマ』8巻には、『MANOR HOUSE』のチラシが入っています。寄せられ…

公式サイト更新&メルマガ発行

送信主が「"ManorHouse Steward"」と、しゃれていますね。 メルマガの内容はかなり濃く、どのようにして出演するメンバーを選んだか、そして『MANOR HOUSE』に登場する「バスソーク」(入浴剤:バスソルトだと思ってました……)の作り方&実践のレポートが載…

DVD『MANOR HOUSE』日本語字幕版・久我も普及に協力します

本日、DVD発売元の制作の方に無事にお会いすることができ、普及に関して協力することと相成りました。前回の日記「本物のメイドさんと執事と屋敷を見るべし!」にて、「年末に連絡があって、年明けにメールをしたが、音沙汰が無かった」のですが、そのことを…

DVD『Treats From The Edwardian Country House』

この時間に帰ってくると、日記に書くような素材もないのですが、ひとつ思い出したネタを書こうかと。 使用人映画として近年、大きな影響を与えた『Gosford Park』の映画パンフレットを読み直していると、コックを演じた女性は『Upstairs Downstairs』の脚本…

DVD『Treats From The Edwardian Country House』

早いもので『MANOR HOUSE』を書いてから、一ヶ月が経ったんですね。 片手間に見ていたDVD『Treats From The Edwardian Country House』ですが、腰をすえて見るとものすごく面白いです。謎のイギリス人Hugh氏はその筋では有名なようで、現代を生きるひとり版…

DVD『Treats From The Edwardian Country House』

『MANOR HOUSE』の料理を扱ったという、DVD『Treats From The Edwardian Country House』と、『英国ヴィクトリア朝のキッチン』が作られる契機となった直前の番組、『The Victorian Kitchen Garden』が届きました。 前者を見始めていますが、ロンゲのイギリ…

DVD『Upstairs Downstairs』

そんな話はさておき、ようやく5シリーズ全68話の『Upstairs Downstairs』を見終わりました。驚いたことに、ヒロインGeoginaの危機を救い、結婚した貴族(侯爵?)の青年は、このDVDを買うよりも前に買った、『Brideshead Revisited』でセバスチャン役を演じ…

DVD『MANOR HOUSE』

さて、数日前に「久々に最高の資料に出会った」と書きました。映像資料系では『Upstairs Downstairs』に比肩し、『Gosford Park』などにも見劣りしないものです。 その映像DVDが、手元に届きました。 単刀直入に言えば、これはかつてNHKで放送した『19世紀の…

DVD『Upstairs Downstairs』

久しぶりに集中して『Upstairs Downstairs』を見ました。時間的に集中しただけで、気持ち的にはアイロンを掛けながらなので、あまり集中していませんでしたが。 違った角度でのコメントになりますが、戦時中だけあって、各人が「使用人職を離れて国家のため…

DVD『Upstairs Downstairs』

第3シリーズに登場する綺麗なメイドDaizyですが、従僕のEdwardとくっついてしまいました。女性と見れば手当たり次第にセクハラしてきたEdward、戦争に行くことを決めてから、Daizyとの距離は一気に縮まります。 そんな使用人同士の恋と婚約を、苦々しく思う…

DVD『Upstairs Downstairs』

結局、映画は来週にしました。土曜日と日曜日を使って、ドラマ視聴と読書で時間をすごしました。『Upstairs Downstairs』は第3シリーズまで見終わりました。これで39話/68話、折り返し地点を通過しました。 第3シリーズはRichard Bellamyの夫人Lady Marjor…

『Upstairs Downstairs』

『Upstairs〜』を今まで20話ぐらい見てきましたが、全体に使用人同士が自由気ままに振舞っていて、極端な権力の構図は見えません。思ったよりも、みんな「よく言えば和気藹々、悪く言えば悪態をつきながら」、働いているんですね。久我が今までに描写してい…