ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

DVD『Treats From The Edwardian Country House』

MANOR HOUSE』の料理を扱ったという、DVD『Treats From The Edwardian Country House』と、『英国ヴィクトリア朝のキッチン』が作られる契機となった直前の番組、『The Victorian Kitchen Garden』が届きました。



前者を見始めていますが、ロンゲのイギリス人が現代の専門店(花屋・レストラン・香水店など)をいろいろ訪問し、ドラマの舞台となったエドワード朝の様々なレシピ(洗い物をしたりもしています)を試す内容です。



MANOR HOUSE』のチャリティーの際にメイドさんが作っていたバスソルトを再現するのですが、番組の終わりでこの男がひとり、風呂につかり、足を伸ばして「極楽」というような顔でいます。また、ヴィクトリア朝でもそうですが、ミセス・ビートンのレシピのためか有名な朝食、キドニー(羊の腎臓)の炒め物もひとりで作り、ひとりでおいしそうに食べています。



キドニーは何度か本で見ていましたし、カラー写真を見ていても「おいしそうに思えない」のですが、今回、映像を見ると食べたくなりました。



あの『MANOR HOUSE』のキッチンのシーンが再現されているかと思いきや、そうでもなく、現代人が材料をそろえて自分の家で試すばかりです。しかし、そのまま真似出来そうなので、意外といい番組かもしれません。



同人誌として扱うには、料理はものすごく範囲が広いのですが、料理マニュアル本である『ミセス・ビートンの家政読本』も読み込んで、頑張ります。