ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

DVD『Upstairs Downstairs』

久しぶりに集中して『Upstairs Downstairs』を見ました。時間的に集中しただけで、気持ち的にはアイロンを掛けながらなので、あまり集中していませんでしたが。



違った角度でのコメントになりますが、戦時中だけあって、各人が「使用人職を離れて国家のために」働いています。Rubyは工場へ、Edwardは戦場へ、Mr.Hudsonは臨時の警官として、そしてRoseはバスガイドとして。



主人階級のGeoginaもナースとして、勤めに出ています。別に制服マニアでもないんですが、当時のメイド、バスガイド、ナースと、戦時中の制服が出揃っています。



この同じ頃、ベルギーからの避難民の中に、スタイルズ荘に身を寄せている、「エルキュール・ポワロ」がいます。錯綜する世界が繋がった感覚は、なかなかに気持ちいいものです。



このところ創作をしていなかった反動か、ドラマを見ている間に、超短編のプロットが三本、出来上がりました。ネット上か同人誌かわかりませんが、メイドさん百人を登場させる物語に、挑戦しようかとも思います。



さて、久しぶりに『エマ』森薫先生のサイトを見ましたが、日記の中でお母さんが逝去されたことにふれられていました。また、コミケDR.モローさんの絵でおなじみの、イワエモンさんも亡くなられたとのことです。



謹んでご冥福をお祈りいたします。



生きている間に、何を残せるのか、消費するだけではなく、形あるものを残したい、自分が光を当て、誰かに受け継がれていく、そういった気持ちこそが、自分にとっての創作の原動力です。



時間を大切に、その上で自分が喜び、人が楽しめるようなものを作っていけたらと、気持ちを新たに新年度を始めようと思います。