ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

アメリカ版とイギリス版の違い〜きちんと調べてみた

ナレーションの部分が当初違いすぎるのかなと思っていたところ、久我の勘違いの部分もあり(詳細なコメントは覚えきれていなかった)ましたが、どこか違和感があったので、ざっくりと見ていたところ、細部でエピソードの割愛がありました。



以下、既にタイトルのある「シーン」自体が消えているものまであります。順不同で別の形で入っているかもしれませんので、ひとまず全部見てから、随時、更新します。しかし、こういう見方は疲れます……



これが「元にしたイギリス版とアメリカ版の相違」なのか、「日本語字幕版とアメリカ版の相違」なのかわかりません。


日本語字幕版タイトルとアメリカ版タイトルの相違

第一話:貴族の領分、メイドの本分(UPSTAIRS DOWNSTAIRS)

階下の面々(Introducing the Staff)

階上の家族(Meet the Family)

百年前を生きるために(Settling In)

ご主人様の到着(The Family Arrives)

マナーハウス初日(TheFirst Day at the Manor)

*ガイ様の誕生日(Master Guy's Birthday)

時を超える(Adjusting to Edwardin Life)



*このエピソードが無いです。『英國戀物語エマ 第二幕』第二話誕生日エピソードの元ネタになっているところです。


第二話:階級社会(MAKINGTHE GRADE)

それぞれの二週間(Social Positions)

メイドたちの涙(Problems Below Stairs)

チャーリーのメイド体験(Charlie the Skullery Maid)

執事の涙(Formal Dinner)

宴の支度(Final Preparations)

*晩餐会当日(On Best Behavior)



→*ヴィンテージワインの「一時的喪失」事件が無いです。


第三話:階下の反乱(THE SERVANTS REVOLT)

マナーハウスの朝(The Staff Lobbies)

レディの慈善(Charity Works)

レベッカ、倒れる(Illness and Frustrarions)

休日の過ごし方(Day Off)

新たなメイドたち(Past and Future Staff)

ガーデンパーティー(The Garden Party)

社会主義の波(Socialists Confront Sir John)


第四話:秘密の恋(TOUGH LOVE)

メイドの恋(Budding Romance)

主の資質(Family and Staff)

ハンティング(The Sporeting Party)

許されないこと?(Double Standards)

ヴィンテージワイン(Vintage Port)

止められない(Kenny and Ellen)

アンソンの孤独(Miss Anson "Takes the Waters")


第五話:大英帝国(DAYS OF EMPIRE)

結婚記念日(The Tutor & the Wedding Anniversary)

シェフの不在(Preparing fo the Raj Dinner)

インドの夜(The Raj Celebration)

衣裳づくり(Preparing for the Empire Ball)

仮装舞踏会(The Empire Fancy Dress Ball)


最終話:勝者と敗者(WINNERS AND LOSERS)

最後の一週間(The Final Week)

時代の終わり(End of and Era)

最後の宴(The Servants Ball)

大戦の足音(What the Future Holds)

彼女たちの未来(Women Transformed)

貴族の消える日(The Family Departs)

*タイム トゥ セイ グッドバイ(The Servants Depart)



*Tutor、Jessica、Antonia、の去るシーンが無い。


BONUS DVD FEATURE

『EDWARDIAN HOUSE DIARIES』が、アメリカ版にあって、日本語字幕版に無いです。これは「使用人役を演じた人たちが、ビデオカメラのある部屋で素に戻って、本音を漏らすシーン」で編集されています。



登場人物/階段の下



『MANOR HOUSE』関連の日記(古くは2004/04/15から)



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アメリカ版はこちら。



MANOR HOUSEについてのブログを表示する.



補足(2007/06/02)

もとなおこ先生のブログに、『MANOR HOUSE』との出会いが語られており、その中で、「日本語字幕版は英国版」との記述がありました。



DVD「マナーハウス」発売です/もとなおこ公式サイト*レディー・ヴィクトリアン*Dearホームズ



もとなおこ先生の所持していた映像は、VHS版・英国版『The Edwardian Country House』。見たことの無いパッケージが紹介されています。今回の企画に関するエピソードも面白いです。