ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

『エルハザード』

オタクな話です。



なぜか唐突に『エルハザード』(OVA版)のラストシーンが見たくなり、十代の頃に貸してくれた友人に頼んで、再び借りました。記憶に残るだけあって、本当にいいアニメです。全7話を一気に見続けて、ラストシーンに辿り着き、「あぁ、いい話だなぁ」と、「イフリータはいい子だな」「まこっちゃん頑張れ」と、しんみりしました。テレビ東京で放送したテレビ版はオープニング曲以外、ほとんど印象に残っていないんですよね……



強調したいのは声優です。イフリータ天野由梨さんだったと思いますが、幅が広いですね。そして最も好きな声優のひとり、島津冴子さんの声を久々に聞いて、涙です。自分の中では艶のある声、No.1の声優です。『Zガンダムフォウ・ムラサメの印象も強いです。強化人間で考えると、『ガンダムZZ』のエル・ピー・プルを演じた本多知恵子?さんも記憶に残っています。元祖・お兄ちゃんキャラのリィナの岡本麻弥さんも忘れてはいけませんが、確か彼女はZではエマ・シーンを演じていたような。昔は「エマさん」と言えば、彼女だったんですよね。



こういう、心を動かされるアニメ、背景描写やキャラが立っているアニメを最近はほとんど知らないのですが、きっと若い頃に見た印象が強すぎるんでしょうね。最近のポップスで心は動きませんが、十代の頃に聞いた曲は鮮明に覚えていますし……それとも、友人と前に少し話をしたのですが、時代性もあるんでしょうか。自分が十代の頃に吸収していた作品は、「まだバブル弾け始め」「明るい未来」がほんの少しでも描けた頃で、作品にもそうした「明るさ」があったのかもしれません。『エルハザード』を見直して、十年ぐらい前の作品であることがもったいないなぁと、思いました。