かつてNHK教育で3回に渡って放送された、その筋では伝説的な番組です。古くからメイドさんやヴィクトリア朝の暮らしに関心を持つ方にとって、再放送が望まれる番組のひとつです。
現代人が、1900年の家に住み、当時の服を着て当時の道具で現代と接触を断って暮らしたらどうなるのか……それも、三ヶ月間。
以前に感想を書きましたが、今回、新しくDVDを入手したことで、細かく見るようになりました。そこで書き足しの感想を連載していきます。
はじめに
NHK教育で過去に放送された、英国制作のテレビ番組『THE 1900 HOUSE』。19世紀ヴィクトリア朝の中流階級の家庭を再現し、そこで一般応募の家族が三ヶ月間、過ごすという番組です。過去にサイトでも取り上げましたが、入手していたDVDを最近見始めたので、その感想を書きつつ、新たに書き起こします。
まず、NHKで放送した内容と、現在アメリカのPBSから販売されているDVD(及びビデオ)は内容が異なります。NHK放送時は全3回でしたが、実際は全4回です。この省かれた第1回目は、「祭りの前の準備」から成り立っています。
「苛酷な環境に耐えられる家族を募集」
「家族が実際に暮らす家を再現する」
これが、1回目の内容です。