ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

『ローマ人の物語』12月に完結・15巻『ローマ世界の終焉』

新潮社にて。『ローマ人の物語15』の原稿が、編集長の手元に届いたと。



初めて塩野七生さんの作品を手にしたのは高校時代。最初に読んだのは新聞の寸評で見た『マキアヴェッリ語録』。そこから中世イタリアに連れ込まれ、圧倒され、そして『ローマ人の物語』へと流れたのが、もう10年以上も前だと言うことに、時の流れを感じます。



今、久我が読み続けている、数少ない、思い入れのある作品です。



新作が楽しみであると同時に、怖いです。もうこれ以上、読めなくなる、ということに。ひとつの物語の美しい終わり方を見られれば、と思います。大学の授業をサボって、講演会に行ったのが懐かしいですね……