最近、Twitterで見た言葉です。
同人が許されてることを「当たり前」と思ってると、いずれそういう奴の誰かがとんでもない地雷踏むと思うよ。まぁ、そん時は俺も一緒に吹っ飛ぶんだけどね。
俺らはそういう胡乱な場所に生きてる。だから一般人や、まっとうな出版社で仕事してる人達へのリスペクト忘れちゃダメだと思うんだ。一同人屋として。
最近はネットの情報共有で以前よりも参加の敷居が低くなった印象がありますし、以前から生じていたかもしれないトラブルも可視化・共有されやすくなっていますので、定期的に「今の当り前は、当たり前ではない」との言葉が出てくると思います。
コミケを含めて同人イベントは、公共施設の利用が多く、「会場を貸さない」と言われればそれまでです。表現機会や、読者と出会う機会を、少なくとも一サークル参加者としては大切にしたいと思います。
というところで、次のようなことを書きました。
コミケのサークル参加者としては、畑を借りたら、整えて次の人に渡していくのは意識しています。出来れば水路も整えておきたいし、より集まる人も増やしたい、ですね。決して焼き畑にしないのは前提です。
2011-06-26 15:55:33 via web
自分も、先人が耕してきたジャンルで、多くの人に出会えた立場なので。
2011-06-26 15:56:53 via web
ジャンルやイベントに、自分のサークルが出ていることで誰かが来てくれて、その方が他のサークルに出会って縁や楽しみが広がっていく。それが理想ですし、目指すところです。
2011-06-26 15:57:57 via web
もう同人活動も10年以上になるので、自分の活動がどうしたらイベントにとってプラスになるのか、というところは課題として意識していますし、そもそも「創作少年・メイドジャンル」がなければ、ここまでメイドが好きな方々とお会いして、手ごたえを得て、活動を続けられたかどうか分かりません。自分に出来ることは、先人が育んだ「畑」を荒らさず、出来ればより好きな人が集まるようにしていきたい、というところでしょうか。
同人活動そのものについても、多様性があることを自分自身の活動やブログで伝えていくことも、恩返しになるのかなぁと。自分の本がきっかけで同人イベントに初めて来る方とお会いできるなんて、最高すぎる体験です。
また、嬉しいことのひとつは、自分の活動を見て、「あ、こういう同人活動ありなんだ」と、表現したいことを表現するきっかけになれることです。ブログで体験やノウハウを書いているのも、社会人活動と同人活動が両立するようなことを伝えたいからです。
サークル活動を始めるのは簡単ですが、「活動を続けていく」ノウハウは意外と語られていないと思いますし、機会があったら書いてみたいですね。出版社に企画を売り込みに行ってみようかなぁ……
「続くように、続ける」が自分のキーワードです。
以下、これまでに同人関連で書いたものでブックマーク数が多かったものです。
同人誌1トンを刷った経緯と部数決定のプロセス
同人誌を1トン刷る〜印刷所を活用した同人活動
同人活動の継続性を高める手段としての「利益」
出版社から出ることで同人誌はどう変わったか?
同人誌即売会で得られる「創作を続けやすい環境」
※タイトルを変えました。「焼け畑」、から「焼き畑に」。