明日の2014/11/23(日)開催のコミティア110にサークル参加します。新刊はありません。
コミティア110案内・公式サイト:https://www.comitia.co.jp/circle110.html
仕事が慌ただしく、冬コミの原稿が進んでいない状況ではありますが、折角なので参加してきます。
コミティア110・頒布予定物
ちょうどNHKで『ダウントン・アビー』のシーズン2の放送があり、貴族の時代が第一次世界大戦以降に衰退していく時代を迎えますが、そうしたあたりをしっかりとまとめている『英国メイドがいた時代』と、そうした貴族の暮らしを支えた執事を現代のキャリア形成、管理職と言う視点で照らし直した『英国執事の流儀』が、時期的にはオススメです。
『メイド表現の語り手たち 「私」の好きなメイドさん』 | (メイド好きが語るメイドブーム) | 1,000円 |
『メイドイメージの大国ニッポン 漫画・ラノベ編』 | (メイドブームの可視化) | 300円 |
『英国執事の流儀』 | (実在の執事の仕事の仕方) | 700円 |
『英国メイドがいた時代』 | (『英国メイドの世界』の続く・19世紀末から現代まで) | 700円 |
『誰かの始まりは、他の誰かの始まり ヴィクトリア朝の暮らし短編集・総集編』 | (短編51本) | 1,000円 |
『MAID HACKS』 | (実在の英国メイド・エピソード集) | 500円 |
委託:『カップリング表記データブック(1982-1999)』
また、当日はコミケカタログ研究家の友人が刊行している『カップリング表記データブック(1982-1999)』委託も行う予定です。今回のティアズマガジンのP&Rで紹介されているぐらいに、注目の一冊です。
以下、私が読んだときの感想です。
データは、物語ると、強く感じる。
ある意味、このレベルの資料が今までほとんど存在していなかったことを、この界隈を専門として研究していたはずの人は、恥じるものではないかと思う。
カップリング表記の歴史が始まる、扉が開かれたと言えるぐらいの、可能性を秘めた一冊、といえると思う。そしてそれは、カップリングを抜きにしても、コミケにおけるすべてのジャンルの作品推移を、時系列で示すことも可能になるのではないかと。
ある意味で、自分は、コミケの発展と拡大の歴史しか知らない。そして今は会場規模と運用の制約によって、参加サークル数は限界を迎えている。たとえば10年後、この数字は、どうなっているのだろう? そうしたその先の未来を、見せてくれるかもしれない。