ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

メルダース家の屋敷のモデルはshugborough(正解でした)

英國戀物語エマ 第二幕公式サイトプロモーション



カントリーハウスが舞台となり、「ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん」を掲げる当サイトとしては、随喜の涙が出そうな勢いです。



プロモーション映像を見た感じ、メルダース家の屋敷外観のモデルは、村上リコさんが『MANOR HOUSE』のコラムの末尾で「好きなマナーハウス」としてあげている、shugboroughと思われます。



GoogleImage:shugborough



shugborough公式



正面と、両翼の円筒の屋根が似ているかなと。勝手な印象ですが。



で、久我にはこの屋敷に思い入れがあります。というのも、久我が大好きなヴィクトリア朝研究家・Pamela Sambrook女史は元々、ここでキュレーターをしていました。実はこのカントリーハウス、Servants’Quarters/使用人の職場が充実しており、「使用人の体験」も出来ます。



なぜそんなことを知っているかと言うと、『MANOR HOUSE』の姉妹編『THE 1900 HOUSE』にて、家族が1900年の生活を始める前に、洗濯や当時の家事の訓練を受けた場所こそが、このshugboroughだったのです。



『THE 1900 HOUSE』内にて、『Shugborough』の紹介



と言う経緯もあり、異常にPamela Sambrook女史がランドリーメイドに詳しく、また研究していたバックボーンが伝わったかと思います。



久我にとってメイド研究の師匠とも言える方のいた屋敷とあり、またデザイン的にも好みで、かつ使用人区画も充実しているとあって、最も訪問したい屋敷のひとつです。



あぁ、使用人のパーティが早く見たい。



階段の下の世界を感じたい。



エプロンをつけたエマさんの後姿最高!



The Country House Servant

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エマ 8巻(DVD付き特装版) (BEAM COMIX)

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■カントリーハウスで働く使用人特集 第6巻『使用人として、生きて』



補足:村上リコさんブログにて

上はアニメ版メルダース家のための取材写真と出ていましたが、それがまさしくshugboroughでした。



正解でした。