ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

プロジェクト終了

言い出して始まり、メインを務めたプロジェクト(といってもささやかなものですが)が無事に終了しました。本来の主務と外れるもので、自分で手を動かすことは少なかったので、ただひたすら社内調整や進捗管理と、マネジメント系の経験を積むことになりました。自分で手を動かせないのでストレスもありましたが、ラインを引いたり、最後までの見通しを描き、シェアする重要性を再確認した次第です。



何よりも、メンバーと一緒に仕事をして、アイデアをきちんと具現化していけたことが自分には大きいです。こっそりと、そういう経験をメイドさん小説に反映させているのですが、何かあったとき、何かを感じたとき、行動に移せる・うつせないの差は大きいのかと思います。それは能力の有無ではなく、目的に対する気持ちや、意志の強さに左右されると、感じています。



メイドさんの日常生活を描いていくと、主人や上級使用人の立場も描かなければなりません。想像の範囲では限界があり、自分の体験や、見た世界、聞いた世界、実際の温度のある世界を作品に込めていけるのが、理想です。それに、読者の人はほとんどが働く人や、アルバイト経験などで、人間関係や働くことを知っている人です。そうした人たちにとって、伝わるものを書きたいと、最近は強く思っています。



で、暇になるかと思いきや、まだまだいろいろと山積みです。この忙しさは神様が自分を育てるために用意した機会だと、思っておきます。何気なく、『魔神英雄伝ワタル2』は全46話・最終回まで到達していますが。