ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

昇級したものの……

仕事で忙しい最中ですが、先週受けた英会話の試験の結果を知るために、今日は行ってきました。電話で聞くことも出来ましたが、直接知りたかったので。結果は、手ごたえ通り、合格でした。筆記は86%と、相変わらずの強さを発揮しました。



その後、時間があったので「昇級の口頭試験」を申し込みました。幸いにも空きがあったので、その日にすぐ受験できました。試験はリスニングとスピーキングで、講師の英語の質問に答える形で進みました。



それもある意味、簡単にやり過ごしたので「余裕かなぁ」と思った矢先、最後の試験が「My life」を語ると言うことでした。この題材に、動揺しました。これまで趣味や仕事について話してきましたが、「人生」って、どこまでなのだろうかと。そもそも、自分の人生を他人に語るって、初めてでは?(『CLANNAD』と考える余裕もありませんでした)



「過去」「現在」「未来」をきちんとロジカルに話せればいいのかなぁと感覚的には思ったのですが、いざ言葉にしようとすると、何を語っていいのかわからない。「どうして、生きている?」、その存在理由を目の前に突きつけられた感じです。



こうなるともうネガティブスパイラルで、たいしたものが思い浮かびません。今の趣味や、どういう行動指針で生きているのか、何を大切にしているのか、これまでと過去を含めて考えましたが、なかなか言葉に出来ません。



自分にしか作れない価値を作り、人の心を動かせるようになりたい。



何か、人にとってのプラスになりたい。



自分が美しいと思うものを、もっと多くの人に伝えたい。



それが同人活動をしたり、ボイトレをしたり、物を書いたりしている原動力、今手元にないものを作りたいという人生の根幹だと思うのですが、うまく言えないのです。



最後の方は講師から助け舟を出してもらえましたが、人生を語れない恥ずかしさ(英語で語ることではなく、そもそも人生を語れないこと)と悔しさ、自分の不甲斐なさに負け犬の気分でした。今の人生は好きですが、どこまでを人生と言うか、などなど言語を超えて、考えさせられました。



結果は合格で進級できましたが、英会話自体はさておき、こういうふうに自分の人生、生き方を考えるきっかけをくれるのが、通っていて面白いと思うところです。人生いたるところに師あり、というのでしょうか。



次回から進級したクラスで、精進してきます。



とはいえ、面接してくれた講師や最初に面接をした講師も、スタッフや他の人たちもお祝いしてくれたので、まずは自分の成長を喜んでくれた人がいることに感謝するべきなのでしょう。



レベルアップが英会話の目的ではありませんが、ひとまず目標をひとつ達成です。同人活動もこれで心置きなく進めます。