ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

シンクロニシティ的な何か再び

コミケ参加の前日、大学時代の友人から電話がありました。実に10年ぶりでしょうか。他の友人経由で消息のみ聞いていましたが、会うタイミングがなく、そのままに過ごしていました。久しぶりでしたが、会話も昔のように弾みました。



香港への単身赴任が決まったとのことで、急遽、彼が旅立つ前に会ってきました。



自分の友人に英語を仕事で常用している人間はいませんでしたが、彼は英語で仕事をする立場になっていました。かなり勉強し、また今も向上させているようで、英会話教室に通っていた久我の遥か先に進んでいました。



久々に出会った友人が、自分の目標とする生き方のスタイルを身につけていたのは不思議なもので、いろいろと参考になる話を聞けました。彼からは大学時代に夏目漱石ドストエフスキーの面白さを教わったのですが、時間を経て、このようにもう一度、学べるものがあるのは幸せなことです。



また、彼は単身赴任なので雇わないといっていましたが、香港ではメイドを雇う家庭が多いです。話には聞いていましたが、実態としては昔の英国に近く、住み込みで狭い部屋に住まされているとのこと。また、週のうち1日のある時間帯は「その部屋から出る」ことが義務付けられているらしく、日曜日には公園に、職場を離れたメイドたちがあふれ返るそうです。



自分自身の研究分野は英国の歴史としてであり、今時点では主に屋敷ということもあって、現代的なところには広げていません。それでも日本で数少ないはずのメイド研究をしている自分が、メイドを今も雇用する香港に駐在する友人とこのタイミングで、しかも10年ぶりに出会うのは、不思議な気がしました。



そもそも的には『香港国際警察』『プロジェクトA』などジャッキーが大好きなので、香港に行く理由ができました。近いうちに出かけてこようと思います。


web拍手

>08/23 04時 商業化おめでとうございます!!コミケ当日は告知に気づかず……すみません


ご来場もありがとうございます! 現地では意外と驚かれなかったので、友人と「書き方がよくなかった?」「みんな忙しい?」などと話していました。



発売されるまで緊張の連続ですが、なんとか形に仕上げるよう頑張ります。