ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

1万円ぐらいで始めるヴィクトリア朝&メイドさん勉強向け資料本

今、資料本を買うんだったら何がいいかな、という人向けの本です。正直なところ、これで基本は押さえられると思います。自分自身が費やした金額については見ない方向で……いつか公開したいとは思っていますが。

『エマ ヴィクトリアンガイド』¥998
エマヴィクトリアンガイド (Beam comix) 
最もコストパフォーマンスがよい本です。イラストが豊富でわかりやすく、メイドさんに限らず、ヴィクトリア朝を知る上で必携の本です。



ヴィクトリア朝百科事典』¥1,890
図説 ヴィクトリア朝百貨事典 (ふくろうの本)
ヴィクトリア朝の「衣装」「薬品」「食品」について、とにかく様々な品物を写真付で解説してくれます。買っておいて損のない一冊です。


『THE RISE AND FALL OF VICTORIAN SERVANT』¥1,339
The Rise and Fall of the Victorian Servant (Illustrated History Paperbacks)
『路地裏の大英帝国』(asin:4582763812)という本がありますが、使用人を記した1章の内容の多くは、この本に依拠というか、要約に近い内容です。この本はこの時代を書く人にとって必須の参考文献で、数多くの和書の巻末にその名前を見つけられます。専門用語もあまり使わず、高校卒業レベルの英語力でも十分に読みこなせます。『エマ ヴィクトリアンガイド』の参考文献のひとつです。



『英国ヴィクトリア朝のキッチン』¥2,940
英国ヴィクトリア朝のキッチン
ヴィクトリア朝をキッチン、スタッフ、器具、料理のレシピという視点で描いた名著です。BBC制作のドキュメンタリーを本にしたものです。使用人箇所の情報が豊富ですし、当時の生活が描かれていて、読んでいて楽しい本です。


『英国カントリーハウス物語―華麗なイギリス貴族の館』¥2,940
英国カントリー・ハウス物語―華麗なイギリス貴族の館
メイドさんや使用人を数多く雇うのは、貴族です。貴族や屋敷を持つような上流階級にしか雇えないような職業も数多くありますが、この本では貴族と、屋敷、そこで働く使用人について解説をしてくれています。



これ以上の細かい内容や、他の資料について知りたい人は、「英国ヴィクトリア朝に関する資料」をご覧下さい。