ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

コミティア85・参加終了

本日はご来場、ありがとうございました。



何気なく、『MAID HACKS』が『ティアズマガジン』に掲載された前回よりも、多くの方がスペースに足をお運び下さいました。理由は、総集編『英国メイドの世界』の分厚さにあったように思います。



既刊の読者やメイドジャンルに興味がない方も、今回は多く手にしていただいたようです。正直なところ、いつもよりも「購入された方÷見本を読まれた方」の率が非常に悪く、その分、「本当の一見さん」が手にされたのでしょう。(「メイドジャンル」というセグメントされた購買意欲の高い方ではなく、「同人誌」を見に来ている方)



今回はその意味では、「本当に新しい読者層」へアプローチできたのではないか、本としての話題性が人を呼べたのではないかと、考えております。「友人が買ったのを見て自分も」と買いに来る方が五名ぐらいいて、その点でも「本というメディアが持つ発信力」が、過去最高に高い本に仕上がったようです。



コミティアとの相性はいつも悪く、部数がそんなに出たことはないのですが、今回は過去最大記録の2倍を記録しました。次回11月のコミティアでの持ち込み部数はわかりませんが、また在庫が切れないようにしたいとは思います。



今回は「やりすぎじゃない?」と思えるぐらい新刊を搬入しました。完売も起こらず、最後まで本を探そうとする方にも買っていただけたり、夏コミで買えなかった方にお会いできたりと、一定の責務は果たせました。



ところで、今回は男女の購買比率が久しぶりに変わりました。いつも5:5ぐらいなのですが、今日は7:3ぐらいで男性が多かったです。コミケの3日目は男性にとってメインのイベントで女性は買う本が少ないです。完売する前に久我のサークルに来てくれた女性が多く、コミティアで来る必要が無かったのでは、などと考察していますが、真相は不明です。



唯一、これまでと違ったのは「既刊全冊買い」をされる方がいなかったことです。コミケのような祭りの雰囲気と違ったり、メイドジャンルで本を探している方々ではなかったと思います。売れていたのは『英国メイドの世界』とキャッチーな表紙の『MAID HACKS』です。「サークルを知る」為に、買われているのではないかと。



新刊を入稿してから約一ヶ月が経過し、ようやく腑抜けた状態から戻ってきました。次のイベントまで時間もあり、冬コミに向けてのネタも見つかりましたので、「外伝2巻」ばりに、趣味に走って好きに作ります。「メイドの世界の終焉」は資料が足りないので来年・夏とします。本日ご指摘をいただきましたので、冬は「総集編の索引、並びに誤字・脱字の訂正」補足ペーパーを作ろうかとも思っています。



とにかく、自分、頑張りました。駆け抜けました。祭りが終わり、次に向けて何をしていくのか、これからネタを仕込みつつ、楽しんでいこうと思います。



読者の方におかれましては、読後の感想をいただければ幸いです。さすがにまだ「読み終わった」方はいないのでしょうが……


補足

通販に関して再度問い合わせがありましたが、現在の立場を先日のFAQに補足で追加しました。あくまでも同人である点で、ご了承下さい。