ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

シンクロニシティ

水曜日、英会話学校で受講生で経済学を専攻する学生と話をしました。久我は経済学部卒業ですが、経済学を真剣に勉強しませんでした。ただ、ひとりだけ尊敬できる先生がいたのを彼との会話で思い出し、また経済学をツールとして理解したジャーナリストを尊敬していたのも思い出しました。



学生は地球温暖化の話もしていました。そういえば、久我が尊敬した先生も温暖化の研究をしていました。また、尊敬したジャーナリストは、確か、彼の所属する大学の卒業生です。きっかけがあると自覚的になりますが、繋がりが見えて、不思議に思いました。



木曜日、事業部を異動する時に新しい事業部長からオススメされた数冊の本のうち、1冊を読みました。数ヶ月前に紹介されて途中まで読んでいたのですが、何かの契機で読み忘れていた唯一の本です。読み進めていくと、自分が過去に関わった新規事業検討プロジェクトの題材が扱われていたり、その前日に話題になった経済学の話が出てきたりで、びっくりしました。どちらも、タイトルからは関係ないと思えた話なのに、です。



別の流れで、最近友人から『涼宮ハルヒ』シリーズを借りて読んでいました。その中に出てきたオイラーの話と、正に同じエピソードが上記の本にも出てきました。



さらに筆者の谷川流さんのあとがきで、吉田直さんという先輩が亡くなられたことについて触れられていました。どこか他のところで別の作家の方が亡くなったのを見た気がして、金曜日ぐらいにネットサーフィンをしていたら、中里融司さんという作家の方が6月に亡くなっていたのを知りました。



土曜日、偶然科学系のエントリ(月の話)で訪問した好きな作家・山本弘さんのブログで、過去ログを読んでいると中里さんについて作家が死ぬということというエントリで追悼されているのを、読みました。



ネットを見たその日にコミケカタログを読んでいたら、中里さんが生前に寄稿されたテキストが掲載されていて、驚きました。この夏コミでサークルスペースも取られていたこと、コミケがまだ小さかった頃の二次創作の話を熱く語られていたのです。



こうして書き連ねてみると、自分の感じたものは伝えきれないと思うのですが、何かひとつをきっかけにした連鎖が不思議だったので、日記に書きました。