ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

コミティア96・サークル参加終了報告

2011/05/05(木)のコミティア96へサークル参加をしてきました。当日、サークルスペースにご来訪いただいた皆様、並びにお話しすることができた方々にはお礼申し上げます。



当日は若干肌寒く、会場内の気温の予想もできませんでしたが、比較的過ごしやすい環境でした。今回は東での2ホール開催で5月のコミティアは一番参加者が多いとのことで、11時の開場から14時ぐらいまでの比較的長い間、会場内はかなり人手が多く、にぎわっていたように思います。



私はサークススペースから離れずにいましたが、朝の開場前に知り合いの方々にご挨拶をして近況を伺ったり、イベント開始後も常連の方々と私がウェブで書いているメイド関連の話題について話したり、『英国メイドの世界』の感想や創作への利用状況などをお聞きしたりしました。私にとっては同人に限らず、自分の創作活動全体の反響を体験するような貴重な場となりました。



特に、今回はウェブでコミュニケーションがありつつも初めて直接お会い出来た方々や、お世話になっている方々を含めて、大勢の方と出会える縁に恵まれました。毎年この5月コミティアでは、人の縁に恵まれているのを実感しました。



同人の場にいることで偶然スペースに立ち寄り、同人誌を見て、興味を持つ方ともお会いすることができます。私のサイトを見ていなかったり、そもそもテーマに興味を持っていない方であっても、コミティアを含めて同人の場では、広い意味での「同人」を軸とした出会いが生まれます。



もちろん、私が扱う領域に強い関心を持ち、私同様に「今、ある情報では満足できない」方々に向けた情報発信も行っていますし、同じジャンルの愛好家の方との会話ほど楽しいことはありませんが、同じように、私は、「元々、興味を持っていない人との出会い」が大好きです。



ウェブで偶然出会うことも、同人で偶然出会うことも、私が続ける活動の中で大きな意味を持っています。それもあって、私は同人活動を始めてから可能な限り、「一見の方が入りやすい場所」「初めてこの領域に興味を持つ方が最初に選んでくださる場所」であることを心がけてきました。



私に限らず、昨日は実に3800サークルもの参加がありました。「誰に強制されるわけでもなく、それでも表現を行う」サークルと、そのイベントに来訪する参加者の方々に支えられた、「好きを表現する場」「好きを共有する場」としての同人イベントに参加できて、幸せに思います。



同人という場を好きになるのか、作家を好きになるのか、テーマを好きになるのか、表現自体を好きになるのかは人それぞれですが、その「好き」に支えられて活動を続けられる立場として、同人を楽しんでいきます。そして、この場が長く続くように、出来ることを引き続き、行っていくつもりです。



やや抽象的な話となりましたが、夏の新刊に向けての準備を始めます。