ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

仕事の後に

金曜の晩、秋葉原でGENSHIさんにお会いして、冬の同人誌原稿のご相談をしてきました。今回は中編に登場するキャラクターをすべてデザインで起こしていただく、という過去に無いことをお願いしています。



GENSHIさんに映画俳優やイメージを伝えた結果を、今日、イラストとして見せていただきましたが、やっぱりすごいなぁと、それに恥じないような小説に仕上げなければ、というイラストばかりでした。



正直なところ、創作だけで挑むところで不安がありましたが、イラストで描かれたキャラクターの存在感によって、「創作本」としての完成度をかなり高めていける確信を得ました。



が、そうしたキャラのことばかりを考えていたら「表紙と裏表紙」を頼むのをすっかり忘れていて、急遽、その場で話し合いとなりました。



表紙はGENSHIさんに示唆&イメージをいただいたので、資料のフォローを行う(今回も前回に引き続き、メイドでは無いです)、裏表紙については「短編集で登場するシーンのうち、カラーで描いてほしいもの」でありつつ、「買った人のひとりの人生を揺るがすぐらいの絵」という宿題を自分に課しました。



「その絵を見た人が、どきっとするような」というのは、なかなかに難しいものですが、この週末で必死にその絵(シチュエーション)を考えてみます。個人的な見解ですが、美術館で見る絵の中でも記憶に残る・残らないは構図・題材がほとんどであるといっても、過言ではないと思いますので、そういうところに死力を尽くして、GENSHIさんに投げてみたい所存です。



帰り道、ヨドバシのあたりはものすごいことになってました。テレビカメラが何台も来ていて、PS3の発売を待つ人々を撮影していました。



メイド喫茶で打ち合わせしたらそれっぽかったですが、普通に喫茶店でした(笑)



実質、あと9日(土日祝)。作りたい創作は残り8本ぐらい。中編1本が巨大なので、1日2本を目処に、ダッシュで作り、1週間で熟成していく感じですね。資料よりも気が楽ですが、あとは仕事とのバランスです。