ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

2005-01-01から1年間の記事一覧

その2:計画〜ではどうやって?

ハイドパークのサーペンタイン池 行きたい場所は決まったものの、どうやって行くのか? 前回の旅行では「大英博物館の近く」のホテルを選びたかったものの、ツアーでは完全な指定が難しかったこともあり、「飛行機+ホテル」で選びました。今回は「ひとり旅…

書き溜めていた旅行記の続き

今日は早く帰れたので、旅行記の更新です。

連日(00:15)

目が回りそうですが、今のところ徹夜も無く、家に戻ってきています。しかし困ったことに、仕事に関する勉強をしたくなっていて、行き返りの電車も同人向けの資料読解や考え事に使えなくなりそうです。勉強したり、外に視点を広げないと、どうしても成長の機…

冬コミ向けに作るもの(00:20)

昨日、いろいろと頭を悩ませた末に、「どちらの完成度が高いか」比較しました。その結果、男性使用人はまだまだ百点を目指すにはムラがあり、調べたい資料が多いと判断しました。何度か予告していたこともありますし、それが無理にでも男性使用人を仕上げよ…

コミティア74参加終了

今日は昨日のトラブルを引きづって、遅刻寸前の入場。会場でもトラブル対応の電話を何度かしなければならず、いらした方には失礼なことをして申し訳ありませんでした。都合にて途中退出しましたが、部数的にも過去最低、委託の方がまだ数倍読まれる、という…

コミケ69 2日目・東?ル38bです

ということで、受かっていました。河原さんにイラストのお願いをしないといけません……何を詰め込むかは、今日中ぐらいに決めます。落とすのは絶対に避けたいので。 ・結婚と恋愛 ・男性使用人 どちらかの二択で進みます。去年で限界の限界を見たつもりでした…

まだ不明(2005/11/05 01:30)

夜にトラブルがあり、この時間まで対応していました。一応、何も問題なければ明日の出勤はなくなるか、遅い時間で済みそうです……

コミティア74途中退出(00:28)

仕事の都合で宅急便搬出の始まる13:30にはイベントから引き上げます。ご了承ください。ひとり倒れましたので。 現状、1〜2巻の再版はありません。3〜5巻+外伝1〜2巻の持込になります。 コミケも怪しいです、本当に。どこかでスケジュールと内容を組み…

その1:計画〜どこに行きたい?

背景 友人たちと今年もどこか海外に行こうと話していましたが、都合がつかず、国内で一生懸命探したのですが、素晴らしいところはいっぱいあっても、心の底から行きたい場所がありませんでした。今行きたいところは、イギリスしかないのです。 ロンドン 次に…

未曾有の危機

仕事の忙しさは改善せず、悪化する一方です。今日も仕事で出ていましたが、予期せぬ障害が発生し、火消しに追われました。コミティアの欠席も考えなければならない状況で(出ますが)、コミケ向けに新刊を作れるかも怪しいです。まずは生活習慣を変え、やれ…

『Under the Rose (3) 春の賛歌』

だいたい年に一冊のペースでしょうか、去年も旅行から帰ってきた後に購入した記憶があります。 この本は、伯爵家を舞台にした物語で、様々に人間の激しい感情が入り混じる「人間劇」です。登場人物は『階段の上』である伯爵の子供たちと、彼らの屋敷にいる『…

前奏、ということで

ホテルの窓から、朝の光景。 きっと、煙突下の一番上の窓辺りにメイドさんが寝ていたのでしょうね。メイドさん関連本では必須の英語atticです。滞在した頃は晴天が続き、夜明けも昼間の空の色も鮮やかでした。霧を見れないかなぁと滞在前は期待したのですが…

ちょっと大変かも

久々の更新です。しばらくの間、ロンドンに行っていました。初めての海外ひとり旅でした。 帰国後は仕事が質的に大きく変化し、同人活動と両立するには大変なエネルギーが必要な状況に置かれました。今までも忙しかったですが、忙しさと責任が1.5倍以上増し…

エマ アニメーションガイド1巻

思っていたものと、ずいぶんと違いました。設定資料・図面・デザインなどのボリュームが多いかと予想しましたが、クオリティ的には多分DVDの初回付属ブックレットの方が内容が濃い感じです。いわゆるフィルムコミックほどではなく、画面一つ一つに解説がつい…

連日対応

これでもかというぐらい休日出勤です……土日が消えました。『THE VICTORIAN KITCHEN GARDEN』は面白くなってきて、映像と見比べながら、と思っていたものの、創作もまったく進まず、危険な匂いが漂っています。 こう考えると、コミケ向け新刊は最終的なところ…

再び渡英

もうそろそろ、というにはシーズンもぎりぎりですが、今年も行ってきます。まだ準備が終わっていませんが、今年のテーマは『ロバート・アダム』&聖地巡礼(『エマ』ではなく、もっとマイナー)です。去年は紳士を連れて行きましたが、今年は連れて行きませ…

終電途中でタクシー(01:20)

ということで、今更自宅に……仕事帰りの飲み会はなかなかに厳しいです。おごりだったのですが、結局、タクシー代に消えるのでした。今週は見事なまでに午前様続き、しかも、たぶん明日も仕事です。何かに追われるように働いていますが、これも休みの為です。

去年の二の舞は避けたい

結局先週末に小説は書けませんでしたが、構想は膨らみつつあります。公爵家の話と、前回書いた短編『すべてはじめから』の続編を、そろそろ書き始めようかと思っています。電車の中でもいろいろと練りながら、キャラが動き出すのを待ちわびて。 あとは、解説…

忙しいです(00:50)

午前様続きは今週も継続、まともに本も読めません。大変ですが、「疲れたと言わない」「テンパらない」を目標に、乗り切ります。いつまで経っても時間だけが過ぎ、精神的には立派な大人ではありません。なので、意識的に、変えたいところは変えてみようと思…

帰宅(00:30)

今週はこんな日が続きました……おまけに、トラブル続発で火消しに終われました。仕事がなかなか進みにくいものの、トラブルは気づきの機会、何かしら原因があるわけで、ひとつずつ潰していくのを心掛けています。 と言う感じで、既に今日土曜日は庭師の話を書…

コミティア74 F02bで参加予定

細々と参加してきます。気が向けば(時間があれば)何か制作途中の素材でも。本業が忙しすぎて、危険領域です。 1〜2巻は絶版したので、持っていくのは3巻からになります。日記に書いていますが、1〜2巻の再版は来年を目処に、また、くっつけてしまう予…

技術論と使用人の仕事の切り分け

前回、といっても去年の冬コミ向け新刊で悩んだのは、「キッチンメイドやコック」の仕事内容に、どこまで「当時の料理法」を織り込むか、ということでした。求めているのは料理のレシピではなく、あくまでも当時のメイドがどんな環境で、どんな仕事をしてい…

村上リコさん英国より帰国

ブログ村上リコの本棚に、帰国のレポートが出ていました。風邪を引かれたようで、内容的には短いですが、カントリーハウスに行ったようです。写真出ていたパンフレットを見ると、ナショナルトラストが保有?(Lord and Lady Egremontが所有している?)するP…

ヴィクトリア朝メイドを語ること・『エマ』に思うこと

はじめに(2008/02/13補足)ニュースサイト経由でこられた方向けに、このテキストの補足です。 以下は、同人活動として「ヴィクトリア朝メイドの資料本」を制作する立場から、なぜ資料本を作り、メイドを主人公とする『エマ』のどこに魅力を感じるのか、を書…

ヴィクトリア朝メイドを語ること

これから創作を本格稼動します。日記更新は優先されません。創作前に部屋を綺麗にする、本棚の整理はこれから、というところで長文です。 写真はバースの大聖堂です。右手が、ジェーン・オースティンも足を運んだと言う、バースの社交場・パンプルームです。…

世界美術館紀行「ロンドン・英国貴族の美に酔いしれる」

既に日付は今日、22:00〜22:30でNHK教育で放送です。再放送らしいですが、本放送を見ていなかったので、見てみます…… (追記:2005/10/02)ようやく見ました。 ハートフォード侯爵のロンドンでのタウンハウスが、現在はウォレス・コレクション(美術館)とし…

『霧のロンドン』

以前、村上リコさんのブログで紹介されていた『自転車に乗る漱石―百年前のロンドン』を読んだ時、頻繁に文中に登場した画家がいました。彼の絵は数多く引用され、「当時の日本人がこんな絵を残していたんだ」と興味を持ちました。 ロンドンの風景を描いたの…

資料は何の為に集めるのか?

無から有は生み出せない、何かしら風景や知識の中から生み出される想像が、創作をしやすくします。「知らないものは書けない」、というのが久我のスタンスであり、だからこそ資料を追求しているわけですが、必ずしもそれが創作に直結しているわけではない、…

冬コミ向けでGENSHIさんと

夏コミでイラストをお願いしていましたGENSHIさんと、冬の新刊に向けて打ち合わせをしてきました。最初は紀伊国屋やジュンク堂などで資料を探しつつ、それから喫茶店にて、お話をしてきました。今後は既存のキャラクターも一部でGENSHIさんに再デザインして…

翻訳開始〜使用人関連の資料

『THE DUTIES OF SERVANTS(使用人の義務)』の、男性使用人部分の翻訳を開始しました。この本は、たまたまタイトル買いをした後に気づいたのですが、『英国ヴィクトリア朝のキッチン』の主要参考文献でした。また、『不機嫌なメアリー・ポピンズ』の筆者の…