ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

参考資料

本物のイギリスメイドさんのサイン入り本を入手していた?

最近買った英国メイドさん(1906年生まれ)の手記があります。思っていた内容と若干相違したので、届いてから数日放置していましたが、ふと今日開いてみると、表紙をめくった1ページ目に、なにやら手書きの文字が。 たまに自分の名前を入れている人の古本を…

イギリス執事Arthur Inchとの「再会」

最近、新刊作業に向けて、各種資料を振り返っています。で、資料の中でそこそこ出てくる20世紀の執事に「Arthur Inch」がいます。彼の父もまた執事であり、父から「執事は大変だぞ」と言われても尚、執事を選び、執事として生きている(そう、最近まで現役だ…

『ヴィクトリア女王―大英帝国の“戦う女王”』感想

ヴィクトリア女王―大英帝国の“戦う女王” (中公新書)作者: 君塚直隆出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2007/10/01メディア: 新書購入: 4人 クリック: 37回この商品を含むブログ (29件) を見る 今月出た新刊です。 ヴィクトリア朝関係の資料を大量に読んで…

『ヴィクトリア女王』

最近、資料を読んでいない・買っていないですが、新聞広告で見た本を。まだ買っただけで、読んでいませんが。 ヴィクトリア女王―大英帝国の“戦う女王” (中公新書)作者: 君塚直隆出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2007/10/01メディア: 新書購入: 4人 ク…

『黒博物館スプリンガルド』

藤田和日郎先生の作品は、『うしおととら』の連載開始から読んでいました。週刊少年サンデーで『からくりサーカス』が終わった後、スピリッツで短期連載をされていましたが(梟の話)、その次回作がモーニングでの、この『スプリンガルド』だったかと思いま…

『MANOR HOUSE』通常版発売の様子

公式サイトには出ていませんでしたが、アマゾンで見つけました。 『MANOR HOUSE』の通常版が出るそうです。 MANOR HOUSE(マナーハウス) 英國発 貴族とメイドの90日 【3枚組】 [DVD]出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント発売日: 2007/11/09メディ…

小説『月蝕島の魔物』

月蝕島の魔物 (ミステリーYA!)作者: 田中芳樹出版社/メーカー: 理論社発売日: 2007/07メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (31件) を見る 田中芳樹先生がヴィクトリア朝で小説を描いていました。ディケンズとアンデルセンが出てくるそうです…

F.S.S.DESIGNS 2―MAMORU NAGANO’S (2)

久我の資料本の教科書のひとつは『アイテムコレクション』『トラップコレクション』『モンスターコレクション』などですが、もうひとつ参考にしているのが永野護先生のFSSの資料です。中学時代に出会った作品ですが、当時はあまり興味が無く、大学に入った頃…

アメリカ版とイギリス版の違い〜きちんと調べてみた

ナレーションの部分が当初違いすぎるのかなと思っていたところ、久我の勘違いの部分もあり(詳細なコメントは覚えきれていなかった)ましたが、どこか違和感があったので、ざっくりと見ていたところ、細部でエピソードの割愛がありました。 以下、既にタイト…

『MANOR HOUSE』本日発売!

本日無事に『MANOR HOUSE』限定版が届きました。二つ購入し、ひとつは英語勉強中の友人夫婦へプレゼント予定です。ある程度満足したら、他の友人へ布教してください(笑) 副読本はミニ『エドワーディアンガイド』 映像を見るのは何気なく覚悟が必要で(途中…

『MANOR HOUSE』明日発売

いよいよ明日です。 公式サイトには発送準備に追われる今回の企画の方の言葉が出ています。こちらの方がいなかったら、日本語字幕版の発売も無く、また森薫先生の起用も無かったはずなので、より広範に『MANOR HOUSE』が普及する可能性も低かったはずなので…

森薫先生と村上リコさんの対談

発売日の25日も迫ってきた中、燃料投下とのこと。 森薫先生と村上リコさんの対談/『MANOR HOUSE』公式 村上リコさんが『MANOR HOUSE』を知ったのは担当の大場氏経由とのこと。久我のサイト経由だったらいいなぁと思っていましたが、残念(笑) 今回は女性使…

いろいろと忘れていました

様々に忙しく、『MANOR HOUSE』関連の捕捉を最近しておりませんでした。2007/05/10で第一期予約締め切りが行われたこと、様々な連載が始まっていることなど、公式サイトは更新が続いています。 第二次予約スタート/『MANOR HOUSE』 発売日に届くのが第一次予…

本体1000円・送料8000円

AMAZON.CO.UKで0.01ポンドや2ポンドの本を選んでいました。結局、五冊を古本で買うことにしましたが、送料の段階で青ざめました。同じ書店にしていましたが、古本をまとめて送ってくれる場合とそうでない場合があり、送料は総額8000円。 どんな関税だーと、…

英国特集第六号:最新刊

あ、そういえば宣伝と言うか、オススメ本です。 最近、最新刊が出ました。(創刊より買っています) 英国特集 第6号 特集:こんな旅がしてみたい!出版社/メーカー: スチュワード・コミュニケーションズ発売日: 2007/03/01メディア: 大型本この商品を含むブロ…

『MANOR HOUSE』をアピール&試写会

ブログやサイトに画像か映像を貼ると、森薫先生、もとなおこ先生の色紙が当たるキャンペーンが始まりました。いわゆるブログパーツですね。 はてなは確かJavaScript駄目なんで、画像にしておきます。 『MANOR HOUSE』をアピール 『MANOR HOUSE』特別試写会応…

『MANOR HOUSE』映像公開第2弾

DVD『MANOR HOUSE』公式サイトにて、2本目の予告編が公開されています。 『MANOR HOUSE』予告編 建物、いいなぁ……掃除大変ですが。 尚、ブログの内容が薄いのは、5巻の再版用の入稿データを作っていたからです。働きながら同人誌の再編集はシビアなのだな…

『MANOR HOUSE』予約開始と映像公開

DVD『MANOR HOUSE』公式サイトにて、DVDの予約受付が始まりました。公式サイトでしか購入できないとのことで、欲しい方はお早めにチェックを。久我も早速予約してきました。 久々に午前様(書いているのは00:45)、ということで、今日はこれぐらいで……と思っ…

『MANOR HOUSE』と『エマ』8巻

この作品と「ヴィクトリアン・サーヴァント(英宝社刊)」 があれば、メイド漫画が描けると思います。 みなさん是非描いてください! (森 薫/漫画家) 『MANOR HOUSE』のチラシより。 『エマ』8巻には、『MANOR HOUSE』のチラシが入っています。寄せられ…

公式サイト更新&メルマガ発行

送信主が「"ManorHouse Steward"」と、しゃれていますね。 メルマガの内容はかなり濃く、どのようにして出演するメンバーを選んだか、そして『MANOR HOUSE』に登場する「バスソーク」(入浴剤:バスソルトだと思ってました……)の作り方&実践のレポートが載…

DVD『MANOR HOUSE』日本語字幕版・久我も普及に協力します

本日、DVD発売元の制作の方に無事にお会いすることができ、普及に関して協力することと相成りました。前回の日記「本物のメイドさんと執事と屋敷を見るべし!」にて、「年末に連絡があって、年明けにメールをしたが、音沙汰が無かった」のですが、そのことを…

DVD『MANOR HOUSE』日本語化決定・森薫先生・村上リコさんも協力

・村上リコさんのブログ http://writingto.seesaa.net/article/35441301.html 個人的には非常に嬉しいニュースです。多分、久我が日本のネットで最初の頃に紹介したであろうイギリスの番組DVDが、3年の歳月を経て、日本語化されるのですから。 が、素直に喜…

The Gentleman's Country House and Its Plan, 1835-1914

The Gentleman's Country House and Its Plan, 1835-1914作者: Jill Franklin出版社/メーカー: Routledge Kegan & Paul発売日: 1981/06/01メディア: ハードカバーこの商品を含むブログ (1件) を見る 詳細は後日紹介しますが、名のとおりです。1巻を書いた20…

『図説英国ナショナル・トラスト紀行』

図説 英国ナショナル・トラスト紀行 (ふくろうの本/世界の文化)作者: 小野まり出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2006/12/16メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (5件) を見る イギリスの屋敷や庭園の多くはナ…

『日の名残』、或いは「上級使用人・執事」補遺

読み直すのは五度目ですが、味わいが違いました。去年の夏コミにて7巻『忠実な使用人』を作成したおかげで、今までに見落としていた、或いは真価に気づけなかった箇所に目が向きました。今までは正直なところ、書いてあったことの半分も理解していなかった…

さぼっていてごめんなさい

同人誌で資料本を作るのを休んだ途端、資料の紹介が途絶えました。来年は予定としては12月の冬コミで資料編を完結させるつもりなので、今日ぐらいからそろそろ仕上げの準備を始めます。正直なところ、どんな資料を集めようかの検討も始めていませんので、そ…

『Under the Rose』4巻「春の賛歌」

Under the Rose (4) 春の賛歌 (バースコミックスデラックス)作者: 船戸明里出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス発売日: 2006/11/24メディア: コミック購入: 5人 クリック: 31回この商品を含むブログ (71件) を見る 今年もこの季節が参りました。年に一度の刊…

『決定版!メイドポーズ集』?

今日、というかもう昨日ですが、会社帰りの23時過ぎに書店に行き、『BLACK LAGOON』の最新刊を買いました。表紙がロベルタ(三つ編み・眼鏡・メイド)なのです。ロベルタ祭り開催中で、思わず、DVD-BOXまで買いそうなのです。 BLACK LAGOON 6 (サンデーGXコ…

牧野義雄で何かありましたか?

なんか久々にカウンタを見たら、この1〜2時間で流入が250ぐらいありました。何か大きなサイトで取り上げられたと思ったら、流入キーワードは「牧野義雄」です。テレビで放送でもされたんでしょうか。瞬間風速はもう消えましたが……火曜日なので『なんでも鑑…

『The Victorian Kitchen』を見る・1

ようやく、待望のDVDが手元に届きました。メイドさん関連の資料本としては最高のひとつ、和書『英国ヴィクトリア朝のキッチン』の元になったBBCの番組、『The Victorian Kitchen』です。 過去に書いた日記で、DVDを入手する経緯を書きましたので、初見の方は…