ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

2004-01-01から1年間の記事一覧

1万円ぐらいで始めるヴィクトリア朝&メイドさん勉強向け資料本

今、資料本を買うんだったら何がいいかな、という人向けの本です。正直なところ、これで基本は押さえられると思います。自分自身が費やした金額については見ない方向で……いつか公開したいとは思っていますが。『エマ ヴィクトリアンガイド』¥998 最もコスト…

使用人の暮らしを調べる

今回は使用人の暮らしを解説しようといろいろと調べています。基本的には「仕事の合間の時間」の使い方と、「休日・半休の日の時間の使い方」の2種類に分類していますが、「仕事の合間の時間の使い方」に欠かせないのは、「使用人ホール」です。 あまり日本…

使用人と主人の法的関係

今日は「原典」回帰の『THE RISE AND FALL OF VICTORIAN SERVANT』の第七章、主人と使用人の関係箇所を読んでいます。結構哀しい話というのか、現代の虐待事件のような、メイドさんへの虐待事件、それに対する法的保護、しかし機能しない実態など、同人誌に…

DVD『バッキンガム宮殿』

見学した後、テンションが異常に高くなっており、お土産屋さん(バッキンガム宮殿の人員は美男美女をそろえています)で、DVDを2種類買いました。一本目はバッキンガム宮殿内の映像でしたが、放送時間は30分、それに実物の感動が大きすぎたので、今になって…

新しいイラストの方

進捗というか、イラストをお願いできる方を蓮野さんよりご紹介いただき、9月にお会いしました。自分の同人誌を最初の頃からずっと読んで下さっていたので、今回の新刊からお願いすることになりました。 今のところ、夏に没になった企画『イギリスドラマのメ…

げんしけん

母校が「場所としての舞台」なので結構好きなコミックスですから、アニメ版を見ました。気負いというか、空回りというか、丁寧というか、コミックスなら1コマで出来ることをアニメはフローで表現する難しさがあったり、コミックスにあるテンポや温度との差…

引越し

Geoが機能過多で重たい感じもしたので、有料の場所を借りました。多分、全ページにアクセスログ取得の設定をしているせいでしょう。新環境は軽いです。 http://spqr.sakura.ne.jp/index.html しばらく並存しつつ、こちらに完全移行します。 1GBもありますし…

新刊作業報告

デイリーメイドもほぼ終了しました。これで、スティルルーム・メイドに続き、2つめの職種が終わりました。どちらも醸造が必要ですので、チーズの如く、寝かせておきます。次はスカラリー・メイドの執筆に取り掛かりますが、その前に、一般的な知識などを語…

画像が見えなくなっていた日記のコラムを、ホームページの方にアップして、画像を見られるようにしました。・コラム『階段の下』 http://spqr.sakura.ne.jp/text/column08.html日常は忙しく、休日出勤をしたり、デイリーメイドの調べ物をしたり。デイリーメ…

引越し

Y!ジオシティーズでアドレスの変更がありました。向こう側においていた画像もキャッシュに残っていれば見れますが、原則、外部参照は無理なんでしょうかね? 今後は運営方法、変えていきます。 →http://help.yahoo.co.jp/help/jp/geo/transfer/transfer-22.h…

コミケの受付確認&同人誌のバランス

無事に抽選はしてもらえそうです。 原稿は大丈夫なのかなぁと……自身に求めるレベルでは微妙そうな予感が。昨日は風邪を引いて、ほとんど作業できませんでした。今日も寝ます。 デイリーメイドの壁は厚い……というか、全体確認のため、6冊ぐらいの英書・和書…

なんとか終了

スティルルーム・メイドの解説部分は大枠で終了しました。ただ、このメイドは紅茶の時間に出すお菓子やケーキ、スコーンの準備をしたり、ディナーの後のデザートを作ったりと、仕事内容とヴィクトリア朝のレシピとが密接に関わるので、その部分の扱いに苦慮…

スティルルーム・メイド

久しぶりに同人誌制作作業をしました。まず着手したのはスティルルーム・メイドの解説です。 日記を見ている方には知っている人も多いかと思われるこのメイドですが、簡単に説明すると、「スティル」はStill、「蒸留」を意味します。直訳すれば「蒸留室付メ…

『Under The Rose』2巻

時差ぼけになる暇も無く、早速昨日は午前様でした。今日は比較的早く帰って来れたので、本屋さんで『Under The Rose』2巻を購入しました。絵が綺麗で背景描写も巧く、何しろ女の子の表情が可愛らしく、好きな作品です。 ヴィクトリア朝の貴族の屋敷に、「愛…

階段の下(コラム)

この写真を撮る為に行ったといっても過言ではありません。 いずれもロンドンの住宅の写真ですが、建物に通じる階段の脇には「堀」のようなものがあり、そこから地下が見えます。こここそが使用人たちの働く地下、『Downstairs』です。使用人たちは正面玄関の…

イギリス旅行記 その1 簡単な感想

友人たちと出かけてきました。いろいろとイベントが発生したものの、概ね運には恵まれており、楽しみながら帰国できました。街並みは本当に綺麗でしたし、森薫先生のHPにあったと思える「百年前の地図がそのまま使える」という言葉も実感できました。 ただ、…

日記お休みのお知らせ

しばらく旅に出ます。 憧れの地ロンドンで、エネルギーを充填してきます。

コミティアは委託・コスカは参加

11月は『コミティア70』と、『コスチューム・カフェ』がありますが、コミティアへの委託は行い、『コスチューム・カフェ』も申し込むだけ申し込んでおきます。時期が11月末だけに、コミケが受かっていたら入稿時期になっています。現時点で作業が進んでいな…

「メイドさん」の原作・源流は?

自分の同人誌は歴史系・生活系といった、実在のメイドさんの知識に絞っています。本場のイギリスでは実際の祖父や祖母が働いていた人も多く、詳しい経緯は知りませんが、1970年代には様々な研究が行われたようで、英書の参考文献・良書はその時期に集中して…

コミティア委託結果

「08/29に開催したイベントなのに今更」と思われるかもしれませんが、前回に続いての委託参加のため、どの程度の頒布が行われたのかが判明するのに、時間を要しました。そして本日、無事に小さな箱になって在庫が帰ってきました。 今回は「1巻」「2巻」「…

最初に英国メイドを教えてくれたのは永野護さん?

元々、『FSS』(永野護先生)目当てでずっと『NEWTYPE』を買っていたものの、段々と連載を読み続ける気力が無くなり、何年も買っていませんでした。つい先日、一緒に買い物をしていた友人が『アニメージュ』を買ったのに触発され、また、「久々に何か見たい…

進まない

制作状況は微妙な感じです。このところ本当に忙しく、健康こそ損なっていないものの、まったくアウトプットできていません。この状況は多分9月いっぱい続くので、観念してのんびりします。10月は土日の外出を極力避け、時間の確保をします。

買い物交渉中

いろいろとあって、なかなかよさげな英書の存在を知りました。値段以外での入手条件が厳しく、ただいまメールにて担当の方に相談し、別のところを紹介していただいている最中です。もしも迷惑をかけずに、誰でも入手可能な条件が整いましたら、共有させてい…

300ポンドで暮らせる本

『エマ ヴィクトリアン・ガイド』のライターである村上リコさんのホームページ(http://park2.wakwak.com/~rico/)が更新されていました。上記のようなタイトルの当時の本の紹介です。ロンドン旅行記に刺激を受け、非常にイギリスに行きたくなっています。友…

『エマ』アニメ化するんですか?

サイト「電脳メイドしずこ20GB」経由で知りました。雰囲気、保って欲しいですね。『名探偵ポワロとマープル』があまりにも街並みに重厚感が無く、キャラが平坦、晴天ばかりで雰囲気を壊している背景描写です。NHKでさえそうならば、民放には難しいと思うので…

18世紀初頭のメイドさんコスプレ

『地上楽園バース』P51をご参照下さい。 社交都市としてのバースに君臨したジョン・ナッシュが、正装ではなく、エプロンをつけて入ってきた公爵夫人から、そのエプロンを剥ぎ取ったエピソードは有名です。その話はこの本にも出ていましたが、より詳しく書か…

読書三昧

折角なので、久しぶりに読書をしています。見つける度に買ってはいるものの消化しきれず、未読本が20冊近くなってしまっています。今回は「原点回帰」の意味を込めて、『RISE AND FALL OF THE VICTORIAN SERVANT』『NOT IN FRONT OF SERVANTS』の読み直し、…

近況

今週末は珍しく予定が何も無い、と思っていたら、喉が痛くて風邪を引き始めたようです。外出は出来なかったのですが、ひどい夕立に遭わなかっただけましでしょうか。

コミティア一般参加

自分を見失いそうでした。最初はきちんとチェックしていたサークルさんの本を見よう!と思っていたのですが、カタログを読みながら歩くのが面倒で、「どうせだったら見れそうな本は全部見る」と意気込んで、あちこち歩き回りました。 結論としては、コミケの…

歓迎会

上京してきた後輩を出迎え、「カラオケ+飲み会+喫茶店」のフルコースで、学生時代に戻ったような気持ちになりました。自分にとってカラオケはある種、「全力で疾走する」とか「楽器でミス無く演奏を出来る」みたいなもので、ぎりぎりの感覚で歌えると気持…