ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

スチュワードを書いていたら農村を知らなければならなくなった(20:50)

ランド・スチュワードの資料を漁っていたら、どうしても小作人や農場主との関係性を知らなければならなくなりました。使用人の話を超えますが、屋敷を経済圏と考えた場合、どうしても避けられない道です。 今のところ、手元に英国ヴィクトリア朝の頃の農村の…

ハウスキーパー一旦終了(16:15)

ほぼ終了と言うことで、残りの作業は穴埋めになるので平日に行う予定です。執事、ハウスキーパーの二大職種だけに、費やしたエネルギーは普通じゃないですが、荒削り具合も普通じゃないので、十分な磨きが必要です。 それに書ききった気持ちは全然ありません…

ハウスキーパーがなぜ保存食を作ったか?(12:10)

ハウスキーパーの締めくくりに入りました。解説部分で疲れ果てましたが、スチュワードも控えているので手を抜けません。「後で翻訳すればいいや」と骨組みを作ってきましたが、その後がもう無いので、不退転の覚悟で一個ずつ潰しています。 個人的に面白かっ…

忙しかった五月も終わり

連休以降、大変忙しい日々を過ごしていましたが、今日になってようやく落ち着きました。今日も英会話教室へ足を運べました。しばらく会わないうちに何名かの方が同じレベルになり、また自分よりも授業を受けていました。士三日会わざれば、ですね。 この前は…

喋れない……

今日も英会話教室へ行きました。1対1のレッスンなので自由なテーマを用意する必要があり、今回は「普段喋っていない」テーマを選びました。教室のロビーには高校時代の友人がいて、彼と少し話をしました。 卒業して以降、高校や大学などの友人とこうして定…

綺麗な言葉、英語のテキストで初めて感動する

英会話教室へ行きました。あまりにも久しぶりすぎて、駄目になっていました。訓練を怠れば、落ちるのも早いですね。とはいえ、英語自体には家に引きこもりながらも接しているので、アウトプットの機会を用意しなければと思った次第です。 明日はマンツーマン…

十九世紀スイスの国民画家が描いた至高の「三つ編み」

京都での友人の結婚式の前に一通り観光をしていましたが、京都伊勢丹に貼られていたポスターに目を奪われました。スイスの画家アルベール・アンカー(1831-1910)の美術展をやっていたのです。 少女が、三つ編みを編んでいる瞬間を描いています。 アンカーの…

京都にて

友人の結婚式で赴いた京都。七年ぶりぐらいに再会した友人は変わらずに、それでいて変わっていて、彼と過ごした時間よりも、彼が今築いている生活の方が長く、その間に育んだ世界が、様々な参列者の方の姿から垣間見えました。 慶事を経て、彼がまたひとつ先…

森薫先生ブログ一時お休みのお知らせで英国旅行へ

森薫先生の公式ブログによれば、ブログ一時お休みのお知らせということです。本日英国へ旅立ったそうです。 追随したい気持ちもありますが、総集編作業があって動けません…… しかし、慶事となれば別です。 友人結婚式が京都であるので、久我も旅をします。 …

めまぐるしい日々

連休明けてから平日稼動の後、同人関連で絵をお願いした方に2日連続で会い、日曜日に家にいた(作業してましたが)のもつかの間、月〜火曜日と連日8時間セミナー。かつ、両日共に直帰できずに仕事をしておりました。 明日明後日はなんとかなりましたが、土…

体と心が限界なので中断(20:12)

一番難しいところは越えたと思えるので、今日はここまでとします。後はタイムスケジュールや個々人のエピソードを集めます。 明日からの週が相当やばいです。

見たことのない知識に遭遇した場合、原典を知りたい

ハウスキーパーの役目に、「チャリティの手伝い」というのがあります。 元々、『ミセス・ビートンの家政読本』には、女主人の役割として慈善事業をあげていますが、ハウスキーパーについては言及していません。 『ミセス・ビートンの家政読本』の底本である…

ブロンテ三姉妹とメイドの関わり

とりあえず仕上げに入りました。あと7時間ぐらい作業に集中できれば、なんとかなる……といいなぁと。 メイドの資料を読んでいたら、参考文献にアン・ブロンテの手記が出てきました。彼女たちの家は貧しく、ふたりいたメイドをひとりに減らしました。母もいな…

委託先増えませんでした

『とらのあな』にて過去分の同人誌の扱いが難しいと断られたこともあり、新規に開拓しようと『メロンブックス』に既刊を送ってみましたが、『MAID HACKS』含めて駄目出しをされてしまいました。通販を期待されていた方、申し訳ありません。 現状、これ以上の…

1970年代・イギリスのメイドブームに対して作られた資料本

今日は表紙・裏表紙をお願いしていますGENSHIさんに仕事帰りにお会いして、ラフ絵や進捗の共有を行ってきました。仕事と同じで、議事録をその日のうちに書かないと、NextToDoを忘れますね。趣味でもきちんとスケジュール管理しないと、進めるのに苦労します…

『ヴィクトリア朝の暮らし7巻 忠実な使用人』再委託

とらのあな/『ヴィクトリア朝の暮らし7巻 忠実な使用人』、委託再開です。きちんと池袋店においてもらえているようです。 それにしても、世の中の同人誌の生産量ってすごいです。入庫されている一覧を見ましたが、圧倒されます。限られた時間の中で、多くの…

面接は終了、紹介状のところで(23:00)

午後一でデザイナーの方に概要をお伝えし、その後、資料を作っていました。また、テキストの進捗としては結局資料が多く書きやすい採用の辺りを中心に掘り下げていました。紹介状で悲惨な目に遭ったJean Rennie(ニュースサイトで失敗だらけのメイドの手記は…

面接とか採用とかスチュワードとか(10:35)

とりあえず面接と採用などについて整理しています。現代にも似通った部分があるので面白いですね。昔書いたものの書き直しが多いですが、資料が増えているので書きやすく、事例を多く出せるのでわかりやすくなっています。 面白いのが、同じ資料を見ても、過…

共通点を「創作する」(ストーリーを作る)ことで繋がっていく

以前『とらのあな』で品切れした7巻の委託在庫追加を依頼した際は断られたのですが、今回はコミティアでの頒布実績を見て、「フットマン需要あり」「伝え方を変えればOK?」「池袋ならばいけるのでは?」という提案をしたところ、引き受けてもらえました。 …

同人活動がくれたもの

現在の境遇は、自分でコーディングを90%ぐらいしないといけないプログラマでありつつ、それ以外の要素に関してもプロジェクト全体の進捗状況を見守らなければならないプロジェクトマネージャ的な環境なのかと、ふと、思いました。 デスマーチです。 そんなこ…

月初の忙しさ

GWにあまりにも濃密な時間を過ごしてしまったせいか、日常へ戻るのが大変なのです。しかもまだ4営業日しか経過していないと言う事実、にもかかわらず来週は感覚として三週目に突入、異常に焦りが大きいです。 とにかく、仕事が山積みです。 ひとまず、今レ…

コミティア84終了・偶然の出会いに囲まれて生きている

元気ですか? 元気です。 総集編制作を巡り、すべての外堀と内堀が埋まるイベントが目白押しでした。『帝國メイド倶楽部』で十分すぎる経験をしたと思いましたが、違った角度で、今回のコミティアでは久我の歴史に残るイベントがありました。 とはいえ、本日…

コミティア84・「な12a」で参加してきます

これから出かけてきます。イベント用新刊は結局出来ませんでしたが、『MAID HACKS』含めて既刊はすべて持って行きます。 ・迷った場合は、『MAID HACKS』を最初に読まれることをオススメします。 ・在庫は5巻からしかないが、1〜4巻は総集編と言う形で夏…

森薫先生の本棚

コミックス・ドロウイング no.02 特集:イギリスを描く (SEIBUNDO Mook)出版社/メーカー: 誠文堂新光社発売日: 2008/04メディア: ムック購入: 2人 クリック: 9回この商品を含むブログ (11件) を見る 森薫先生が『COMICS DRAWING』の表紙・巻頭特集で登場して…

『帝國メイド倶楽部九』参加&「原点回帰」の1日

気づいたら、GWの3日を同人イベントに費やすと言う無茶苦茶なスケジュール。さらにそれに付き合ってくれる友人。心強い仲間を得て参加した『COMIC1☆2』は想像と少し違っていて、このままで大丈夫か、との気持ちで臨んだ『帝國メイド倶楽部九』。 結果として…

森薫先生のブログすさまじい勢いで更新・HPは閉鎖

ヘリオトロープに10枚以上、イラストが更新されています。その一方、伯爵夫人の昼食会がついに404、Not Foundになっていました。様々なマンガや旅行記などがもう見られないのは残念です。これもまたひとつの最終回ですね、寂しさがあります。

アーサー・マンビー論文が読める

村上リコさんブログにて、『日本ヴィクトリア朝文化研究会 論集』ネット公開という記事が公開されています。その中に、アーサー・マンビーの論文もあるそうで。 情報が多く、消化しきれませんが、読もうかと思います。夏コミでアーサー・マンビー本作ろうか…

船戸明里先生・作品を作者が守る時代

船戸明里先生のブログにて、自身の作品がネットで語られることについて、言及されています。 Wikiぺディあとあらすじ 以下は、上記ブログを読んだ上でお読み下さい。 以下、当ブログで言いたいこと(自分の感想)です ・作者が、自分の作品と読者との「出会…

気づいたら『隣り合わせの灰と青春』刊行20周年

時間が足りず、本格的に書きたいものが書けていませんので雑談でお茶を濁します。(船戸明里先生のブログの情報がかなり興味深いのですが、真面目に書くと時間かかりそう。ついでに『スピカ』の今月無料配信に惹かれて読もうとしたものの、「あ、既刊読まな…